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  1. 甲府市議会 2020-03-05
    令和2年総務委員会 本文 開催日: 2020-03-05


    取得元: 甲府市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-20
    検索結果一覧 トップページ 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和2年総務委員会 本文 2020-03-05 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 240 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : 名簿 選択 2 : ◯長沼委員長 選択 3 : ◯長沼委員長 選択 4 : ◯坂本市民協働室長 選択 5 : ◯長沼委員長 選択 6 : ◯清水(英)委員 選択 7 : ◯長沼委員長 選択 8 : ◯伏見人権男女参画課長 選択 9 : ◯長沼委員長 選択 10 : ◯清水(英)委員 選択 11 : ◯長沼委員長 選択 12 : ◯伏見人権男女参画課長 選択 13 : ◯長沼委員長 選択 14 : ◯清水(英)委員 選択 15 : ◯長沼委員長 選択 16 : ◯伏見人権男女参画課長 選択 17 : ◯長沼委員長 選択 18 : ◯清水(英)委員 選択 19 : ◯長沼委員長 選択 20 : ◯長沼委員長 選択 21 : ◯長沼委員長 選択 22 : ◯奈良田企画経営室長 選択 23 : ◯長沼委員長 選択 24 : ◯長沼委員長 選択 25 : ◯長沼委員長 選択 26 : ◯奈良田企画経営室長 選択 27 : ◯長沼委員長 選択 28 : ◯清水(英)委員 選択 29 : ◯長沼委員長 選択 30 : ◯神山委員 選択 31 : ◯長沼委員長 選択 32 : ◯有野財政課長 選択 33 : ◯長沼委員長 選択 34 : ◯神山委員 選択 35 : ◯長沼委員長 選択 36 : ◯有野財政課長 選択 37 : ◯長沼委員長 選択 38 : ◯神山委員 選択 39 : ◯長沼委員長 選択 40 : ◯長沼委員長 選択 41 : ◯長沼委員長 選択 42 : ◯清水(英)委員 選択 43 : ◯長沼委員長 選択 44 : ◯鮫田委員 選択 45 : ◯長沼委員長 選択 46 : ◯長沼委員長 選択 47 : ◯長沼委員長 選択 48 : ◯兵道委員 選択 49 : ◯長沼委員長 選択 50 : ◯清水(仁)委員 選択 51 : ◯長沼委員長 選択 52 : ◯清水(英)委員 選択 53 : ◯長沼委員長 選択 54 : ◯長沼委員長 選択 55 : ◯長沼委員長 選択 56 : ◯清水(英)委員 選択 57 : ◯長沼委員長 選択 58 : ◯清水(仁)委員 選択 59 : ◯長沼委員長 選択 60 : ◯長沼委員長 選択 61 : ◯長沼委員長 選択 62 : ◯長沼委員長 選択 63 : ◯長沼委員長 選択 64 : ◯鮫田委員 選択 65 : ◯長沼委員長 選択 66 : ◯横打次長 選択 67 : ◯長沼委員長 選択 68 : ◯鮫田委員 選択 69 : ◯長沼委員長 選択 70 : ◯横打次長 選択 71 : ◯長沼委員長 選択 72 : ◯鮫田委員 選択 73 : ◯長沼委員長 選択 74 : ◯金丸委員 選択 75 : ◯長沼委員長 選択 76 : ◯内藤警防課長 選択 77 : ◯長沼委員長 選択 78 : ◯金丸委員 選択 79 : ◯長沼委員長 選択 80 : ◯花井次長 選択 81 : ◯長沼委員長 選択 82 : ◯坂本委員 選択 83 : ◯長沼委員長 選択 84 : ◯向井防災企画課長 選択 85 : ◯長沼委員長 選択 86 : ◯坂本委員 選択 87 : ◯長沼委員長 選択 88 : ◯向井防災企画課長 選択 89 : ◯長沼委員長 選択 90 : ◯坂本委員 選択 91 : ◯長沼委員長 選択 92 : ◯向井防災企画課長 選択 93 : ◯長沼委員長 選択 94 : ◯坂本委員 選択 95 : ◯長沼委員長 選択 96 : ◯今村防災指導課長 選択 97 : ◯長沼委員長 選択 98 : ◯坂本委員 選択 99 : ◯長沼委員長 選択 100 : ◯向井防災企画課長 選択 101 : ◯長沼委員長 選択 102 : ◯坂本委員 選択 103 : ◯長沼委員長 選択 104 : ◯兵道委員 選択 105 : ◯長沼委員長 選択 106 : ◯今村防災指導課長 選択 107 : ◯長沼委員長 選択 108 : ◯兵道委員 選択 109 : ◯長沼委員長 選択 110 : ◯今村防災指導課長 選択 111 : ◯長沼委員長 選択 112 : ◯兵道委員 選択 113 : ◯長沼委員長 選択 114 : ◯清水(仁)委員 選択 115 : ◯長沼委員長 選択 116 : ◯向井防災企画課長 選択 117 : ◯長沼委員長 選択 118 : ◯清水(仁)委員 選択 119 : ◯長沼委員長 選択 120 : ◯向井防災企画課長 選択 121 : ◯長沼委員長 選択 122 : ◯清水(仁)委員 選択 123 : ◯長沼委員長 選択 124 : ◯神山委員 選択 125 : ◯長沼委員長 選択 126 : ◯向井防災企画課長 選択 127 : ◯長沼委員長 選択 128 : ◯神山委員 選択 129 : ◯長沼委員長 選択 130 : ◯向井防災企画課長 選択 131 : ◯長沼委員長 選択 132 : ◯神山委員 選択 133 : ◯長沼委員長 選択 134 : ◯向井防災企画課長 選択 135 : ◯長沼委員長 選択 136 : ◯神山委員 選択 137 : ◯長沼委員長 選択 138 : ◯望月危機管理室長 選択 139 : ◯長沼委員長 選択 140 : ◯神山委員 選択 141 : ◯長沼委員長 選択 142 : ◯清水(英)委員 選択 143 : ◯長沼委員長 選択 144 : ◯清水職員課長 選択 145 : ◯長沼委員長 選択 146 : ◯清水(英)委員 選択 147 : ◯長沼委員長 選択 148 : ◯山本事務効率課長 選択 149 : ◯長沼委員長 選択 150 : ◯清水(英)委員 選択 151 : ◯長沼委員長 選択 152 : ◯清水職員課長 選択 153 : ◯長沼委員長 選択 154 : ◯清水(英)委員 選択 155 : ◯長沼委員長 選択 156 : ◯清水職員課長 選択 157 : ◯長沼委員長 選択 158 : ◯清水(英)委員 選択 159 : ◯長沼委員長 選択 160 : ◯山本事務効率課長 選択 161 : ◯長沼委員長 選択 162 : ◯清水(英)委員 選択 163 : ◯長沼委員長 選択 164 : ◯西村情報政策課長 選択 165 : ◯長沼委員長 選択 166 : ◯清水(英)委員 選択 167 : ◯長沼委員長 選択 168 : ◯兵道委員 選択 169 : ◯長沼委員長 選択 170 : ◯新藤企画課長 選択 171 : ◯長沼委員長 選択 172 : ◯兵道委員 選択 173 : ◯長沼委員長 選択 174 : ◯新藤企画課長 選択 175 : ◯長沼委員長 選択 176 : ◯兵道委員 選択 177 : ◯長沼委員長 選択 178 : ◯金子開府500年事業課長 選択 179 : ◯長沼委員長 選択 180 : ◯長沼委員長 選択 181 : ◯兵道委員 選択 182 : ◯長沼委員長 選択 183 : ◯神山委員 選択 184 : ◯長沼委員長 選択 185 : ◯新藤企画課長 選択 186 : ◯長沼委員長 選択 187 : ◯神山委員 選択 188 : ◯長沼委員長 選択 189 : ◯新藤企画課長 選択 190 : ◯長沼委員長 選択 191 : ◯神山委員 選択 192 : ◯長沼委員長 選択 193 : ◯石川企画課長 選択 194 : ◯長沼委員長 選択 195 : ◯神山委員 選択 196 : ◯長沼委員長 選択 197 : ◯石川企画課長 選択 198 : ◯長沼委員長 選択 199 : ◯神山委員 選択 200 : ◯長沼委員長 選択 201 : ◯石川企画課長 選択 202 : ◯長沼委員長 選択 203 : ◯神山委員 選択 204 : ◯長沼委員長 選択 205 : ◯長沼委員長 選択 206 : ◯坂本委員 選択 207 : ◯長沼委員長 選択 208 : ◯内田課税管理室長 選択 209 : ◯長沼委員長 選択 210 : ◯坂本委員 選択 211 : ◯長沼委員長 選択 212 : ◯内田課税管理室長 選択 213 : ◯長沼委員長 選択 214 : ◯坂本委員 選択 215 : ◯長沼委員長 選択 216 : ◯内田課税管理室長 選択 217 : ◯長沼委員長 選択 218 : ◯坂本委員 選択 219 : ◯長沼委員長 選択 220 : ◯坂本委員 選択 221 : ◯長沼委員長 選択 222 : ◯神山委員 選択 223 : ◯長沼委員長 選択 224 : ◯坂本市民協働室長 選択 225 : ◯長沼委員長 選択 226 : ◯神山委員 選択 227 : ◯長沼委員長 選択 228 : ◯長田収納管理室長 選択 229 : ◯長沼委員長 選択 230 : ◯神山委員 選択 231 : ◯長沼委員長 選択 232 : ◯長田収納管理室長 選択 233 : ◯長沼委員長 選択 234 : ◯神山委員 選択 235 : ◯長沼委員長 選択 236 : ◯長田収納管理室長 選択 237 : ◯長沼委員長 選択 238 : ◯神山委員 選択 239 : ◯長沼委員長 選択 240 : ◯長沼委員長 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:             令和2年3月定例会 総務委員会記録   1 日   時   令和2年3月5日(木) 午前9時59分   2 場   所   本庁舎10階 委員会室1   3 出席委員    委員長 長沼 達彦  副委員長 神山 玄太                 坂本 信康       鮫田 光一                 金丸 三郎       清水  仁                 兵道 顕司       清水 英知   4 欠席委員    なし   5 当局出席者   危機管理監       佐藤  敦             総務部長        窪田  淳             企画部長        塚原  工             市民部長        内藤 貴弘             税務統括監       萩原  優             消防長         中澤 勝也
                           ほか関係室長及び課長   6 事 務 局   議事調査課長補佐    橘田 善弘   7 議   題     第 1 議案第17号  令和元年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正                 予算(第1号)     第 2 議案第44号  包括外部監査契約の締結について     第 3 議案第15号  令和元年度甲府市一般会計補正予算(第5号)中                 当委員会所管分                 第1表 歳入歳出予算補正中                  歳入 第14款2項1目、第17款1項1目、                     第19款、第21款1項13目                  歳出 第2款1項1目・8目・9目・13目・3項、                     第3款1項1目中市民部分、第9款、第12款                 第4表 地方債補正(変更)中臨時財政対策債     第 4 閉会中継続審査中の請願について         請願第1-2号  核兵器禁止条約への日本政府の署名と批准を求める意見書                 採択についての請願                 紹介議員  清水 英知  木内 直子  山田  厚                       山田 弘之     第 5 請願について         請願第2-1号  法律上同性同士のカップル等のパートナーシップを承認                 する制度の創設など性的マイノリティに関するより一層の                 取組を求める請願                 紹介議員  池谷 陸雄  清水  仁  兵道 顕司                       廣瀬 集一  清水 英知  山田  厚         請願第2-2号  治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定等を国に求                 める請願                 紹介議員  清水 英知  木内 直子  山田  厚                       山田 弘之 2:                午前 9時59分 開 議 ◯長沼委員長 ただいまから総務委員会を開きます。  昨日の本会議において当委員会に付託されました案件は、お手元に配付いたしました議題のとおりであります。その順序に従って審査を行います。  なお、昨日の議会運営委員会において、新型コロナウイルス感染症に配慮した委員会運営について確認されましたので、本日の常任委員会はその手順に沿って運営してまいります。御了承願います。  この際、委員及び当局の皆様に申し上げます。  発言する際は、まず挙手の上「委員長」と呼び、指名されてから起立の上、発言されるようお願いいたします。  また、質疑及び答弁は簡潔・明瞭、重複を避け、効率的に審査等を行う中で、スムーズな委員会運営に御協力をよろしくお願いいたします。  なお、当局職員におかれましては、必要最小限の人員とし、極力係長職の職員については、自席へ戻るよう御指示願います。  それでは最初に、所管事項調査について、各委員より要望を聴取いたします。  所管事項について質問のある部等がありましたら、最初に申し出をすることになっておりますので、挙手をお願いいたします。                   (要望を聴取) 3: ◯長沼委員長 それでは、これより審査を行います。  最初に、議案第17号 令和元年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  当局から提案理由の説明を求めます。  坂本市民協働室長。 4: ◯坂本市民協働室長 おはようございます。よろしくお願いいたします。  議案目録(その1)57ページをお開きください。  議案第17号 令和元年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。  補正内容につきましては、歳入において、繰入金及び諸収入を追加更正するものであります。  64ページ、65ページをお開きください。  歳入の1款1項1目一般会計繰入金につきましては、貸付金元利収入が当初予算額の確保が見込めないため、不足分3,348万2,000円を一般会計から繰り入れるものであります。一般会計からの繰入金につきましては、この後の議案第15号 令和元年度甲府市一般会計補正予算(第5号)に計上させていただいております。  2款1項1目住宅新築資金等貸付金元利収入につきましては、同じく貸付金元利収入が当初予算額の確保が見込めないため、3,348万2,000円を減額更正するものであります。  66ページ、67ページをお開きください。  歳出の1款1項1目元金及び2目の利子につきましては、貸付金元利収入の減額に伴いまして、元金2,659万1,000円、利子689万1,000円、合計3,348万2,000円をそれぞれ財源更正をするものであります。  以上で住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算の説明を終わらせていただきます。御審査のほど、よろしくお願いいたします。 5: ◯長沼委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。  清水英知委員。 6: ◯清水(英)委員 それでは、よろしくお願いします。  毎回伺っていることでありますけれども、完納、一部償還、ゼロ償還について、それぞれ何件かということ、あわせて償還率についてお示しください。 7: ◯長沼委員長 伏見人権男女参画課長。 8: ◯伏見人権男女参画課長 平成30年度に2件が完納となったため、令和2年1月31日現在で貸付件数494件、358名のうち、完納者144件、一部償還者222件、ゼロ償還者128件で、償還率37.3%となっております。 9: ◯長沼委員長 清水英知委員。 10: ◯清水(英)委員 償還率を見ますと、前年度が37.6%、今年度37.3%ということでした。御努力をされているということですけれども、やはり依然として厳しいのかなと思っております。  貸付金の回収のために今年度どのような努力をされたかということについて、御説明をお願いします。 11: ◯長沼委員長 伏見人権男女参画課長。 12: ◯伏見人権男女参画課長 貸付業務は平成14年で終了していることから、令和元年度に取り組んできた業務は、納付書の発送と納付相談が主な業務となっております。  また、昨年度から管理台帳の再整備を行い、借受人についての情報を最新データに更新し、償還状況を含め、現状の適切な把握に努めてまいりました。具体的には、住民票等の公用請求を行い、死亡者、居所不明者についての現状把握に努め、おおむね完了したところでございます。 13: ◯長沼委員長 清水英知委員。 14: ◯清水(英)委員 御答弁いただきました。  それから、この貸付制度については、制度の設計上、山梨県に非常に大きな責任があると思いますけれども、山梨県との協議は今年度どのように行われたでしょうか。 15: ◯長沼委員長 伏見人権男女参画課長。 16: ◯伏見人権男女参画課長 住宅新築資金等貸付業務の経緯及び現状を勘案する中で、償還金の減額や実施の免除など、市財政の負担軽減等についての適切な支援をしていただきたい旨の要望書の提出のほか、山梨県に直接伺う中で、各市における取り組み状況についての情報交換を行うとともに、償還金についての元金もしくは利子の減免等、また補助制度等を活用してほしい旨の申し出を行い、協議してまいりましたが、山梨県としては、重大な事業変更がない限り困難であり、減額措置等を行うことは現段階では考えていないとの回答でした。  以上です。 17: ◯長沼委員長 清水英知委員。 18: ◯清水(英)委員 御努力されていることは、今、御説明いただきました。  山梨県のほうの対応というのは、減額を考えていないということで、非常に大きな問題があると思います。  では、まとめます。貸付金の回収が予算よりも3,348万2,000円少なかったということで、一般会計から穴埋めをすると。こういった状態ですけれども、既に根拠法は廃止になっていますが、償還率も、御努力はされているけれども、ここ数年なかなか非常に厳しいという状況です。また、ゼロ償還などについても非常に厳しい状況だと思っております。  毎年度、一般会計から繰り入れて穴埋めしているというのが実態でありますし、この会計は極めて不明朗、不透明な会計でございますので、今回の補正は反対をいたします。  以上です。 19: ◯長沼委員長 ほかに質疑はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 20: ◯長沼委員長 それでは、以上をもって質疑を終結いたします。  これより本案を起立により採決いたします。  本案は、当局原案のとおり可決することに賛成の委員の起立を求めます。                   (賛成者起立) 21: ◯長沼委員長 起立多数であります。  よって、本案は当局原案のとおり可決することに決しました。  次に、議案第44号 包括外部監査契約の締結についてを議題といたします。  当局から提案理由の説明を求めます。  奈良田企画経営室長。 22: ◯奈良田企画経営室長 おはようございます。よろしくお願いします。  議案第44号 包括外部監査契約の締結につきまして御説明申し上げます。  議案目録(その1)177ページをお開きください。  本議案につきましては、令和2年度の包括外部監査契約を締結するに当たり、地方自治法第252条の36第1項の規定により、議会の議決を必要とすることから、提案するものでございます。  包括外部監査契約に基づく監査は、地方自治法第252条の27に規定をされ、都道府県、政令市及び中核市に対して導入が義務づけられており、監査委員監査とは別に、弁護士や公認会計士などと包括外部監査契約を締結し、毎年度行うものでございます。  包括外部監査人は、地方公共団体の財務に関する事務の執行及び経営にかかわる事業の管理のうちから、毎年度テーマを設定し、地方自治法第2条第14項及び第15項に規定されております「最少の経費で最大の効果、組織及び運営の合理化」などの観点から監査を実施し、その結果の報告を行うものでございます。
     契約の目的は、包括外部監査契約に基づく監査及び監査の結果に関する報告でございます。  契約の始期は令和2年4月1日。契約金額は794万9,000円を上限とする額。契約の相手方は、甲府市上小河原町1124番地、弁護士の柴山 聡氏でございます。  以上で説明を終わります。御審査のほど、よろしくお願いいたします。 23: ◯長沼委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 24: ◯長沼委員長 以上をもって質疑を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案は、当局原案のとおり可決することに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 25: ◯長沼委員長 御異議なしと認めます。  よって、本案は当局原案のとおり可決することに決しました。  次に、議案第15号 令和元年度甲府市一般会計補正予算(第5号)中当委員会所管分を議題といたします。  当局から提案理由の説明を求めます。  奈良田企画経営室長。 26: ◯奈良田企画経営室長 よろしくお願いいたします。  それでは、議案目録(その1)1ページをお開きください。  議案第15号 令和元年度甲府市一般会計補正予算(第5号)中、市長直轄組織、総務部、企画部及び市民部にかかわります補正予算の内容につきまして、一括して御説明いたします。  初めに、地方債の補正について御説明いたします。  8ページ、9ページをお開きください。  第4表地方債補正(変更)でございますが、臨時財政対策債につきましては、発行可能額の確定に伴い、今回の補正予算にかかわる一般財源として使用するため、限度額を増額するものでございます。  次に、歳入につきまして御説明いたします。  14ページ、15ページをお開きください。  14款2項国庫補助金のうち、1目総務費国庫補助金につきましては、番号制度システム整備事業に係る国庫補助金の追加及びマイナンバーカード申請者の増加に伴う番号制度関連事務事業に係る国庫補助金の増額でございます。  18ページ、19ページをお開きください。  17款1項寄附金のうち、1目総務費寄附金につきましては、ふるさと甲府応援寄附金の増加を見込み、4,500万円を増額するものでございます。  19款1項1目繰越金につきましては、今回の補正予算にかかわります一般財源として使用するため、増額するものでございます。  20ページ、21ページをお開きください。  21款1項市債のうち、13目臨時財政対策債につきましては、発行可能額の確定に伴い、今回の補正予算に係る一般財源として使用するため、3億5,900万円を増額するものでございます。  次に、歳出について御説明いたします。  22ページ、23ページをお開きください。  2款1項総務管理費のうち、1目一般管理費につきましては、退職予定者の増に伴う退職手当及び上下水道局への退職手当負担金を増額するものでございます。  8目基金管理費につきましては、ふるさと甲府応援寄附金の増加及び遊亀公園附属動物園への寄附に伴う地域振興基金への積立金の増額、また、中道北小学校移転にかかわる補償費の額の確定に伴う公共施設整備事業等基金への積立金の増額でございます。  9目企画費につきましては、ふるさと甲府応援寄附金の増加に伴う、ふるさと納税事業支援サービスにかかわる経費の増額でございます。  13目電算管理費につきましては、社会保障・税番号制度システム整備費補助金の交付に伴う財源更正でございます。  2款3項1目戸籍住民基本台帳費につきましては、マイナンバーカード申請者の増加に伴う交付金の増額でございます。  3款1項1目社会福祉総務費28節操出金のうち、住宅新築資金等貸付事業特別会計繰出金につきましては、貸付金元利収入が当初の見込みを下回ることによる繰出金の増額でございます。  26ページ、27ページをお開きください。  9款1項3目防災費につきましては、中道北小学校移転にかかわる補償費の額の確定に伴う財源更正でございます。  30ページ、31ページをお開きください。  12款1項公債費のうち、1目元金につきましては、平成30年度の市債借入が当初の見込みを下回ったことに伴う減額でございます。  2目利子につきましては、銀行等資金の低利借入及び利率見直しに伴う地方債利子の減額でございます。  以上で説明を終わります。御審査のほど、よろしくお願いいたします。 27: ◯長沼委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。  清水英知委員。 28: ◯清水(英)委員 よろしくお願いします。  先ほどの住宅新築資金等貸付事業特別会計への繰出金の増額が含まれておりますので、この補正には賛成できません。  以上でございます。 29: ◯長沼委員長 ほかに質疑はありませんか。  神山委員。 30: ◯神山委員 私、1点だけ確認をさせてください。今、御説明をいただきました中で、基金への繰り入れがありました。地域振興基金への積み立てで、ふるさと納税がふえたのと、ふるさと納税を積み増すのと、あと遊亀公園附属動物園ということで御説明いただきましたけれども、内訳を教えてください。 31: ◯長沼委員長 有野財政課長。 32: ◯有野財政課長 地域振興基金積立金についてということですけれども、議案集の18ページ、19ページの最上段になりますが、ふるさと納税によるふるさと甲府応援寄附金で4,500万円。あと、遊亀公園附属動物園への寄附に伴います公園費寄附金といたしまして100万円。合計4,600万円を地域振興基金へ積み立てを行うものでございます。  以上です。 33: ◯長沼委員長 神山委員。 34: ◯神山委員 内訳はわかりました。  遊亀公園附属動物園のほうですけれども、リニューアルに向けて大変遊亀公園附属動物園を応援してくださっている方が非常に盛り上がっていて、すごく地域にも支えられ、これまでもそうですけれども、より今そういうときを迎えて、地域の皆さんに支えていただいているなという、市民の皆さんに支えていただいているなということを感じます。100万円の御寄附というのも、当然そういうアニマルマルシェの場で集めていただいたりとか、そういう思いが詰まっているものです。基金に入ってしまえば、当然、お金に色はついていないので、この100万円がどこに行ってしまうのかなというのが心配になるわけです。  なので、ぜひ、基金の繰り入れということは、年度を越えてお金を大切に使っていくためには必要なことだと思いますから、そういう寄附者の思いを酌んでお金を使っていただきたいなと思いますけれども、いかがでしょうか。 35: ◯長沼委員長 有野財政課長。 36: ◯有野財政課長 まず、今回この遊亀公園附属動物園に対する寄附金100万円につきましては、なぜ地域振興基金に積み立てをしたかと申しますと、動物園整備事業が、子どもが生き生き元気に遊べる場として、また、子どもからシニア世代までの多くの市民が集うと。憩える場として、遊亀公園と附属動物園を一体的に整備すると。まさに、にぎわいや交流というものを創出していく事業と捉えまして、地域振興基金の市民の連携の強化、あとは地域の振興を図るというような地域振興基金の目的に合致しているというところで、地域振興基金のほうに積み立てを行わせていただきました。  なお、こちらのほうにつきましては、令和3年度以降、遊亀公園附属動物園の整備が本格的に始まっていきますけれども、そちらのほうに、地域振興基金は進行管理をしていますので、必ずこの100万円につきましてはその整備に充当をしていくというような考えでいるところでございます。  以上です。 37: ◯長沼委員長 神山委員。 38: ◯神山委員 確認できました。そうは言っても、やっぱり今、御寄附いただいた方は、寄附したのに目に見えて何も変わっていないというのもあったりするので、それは、財政課ではなくて担当課かもしれませんけれども、しっかり対応していただいて説明をいただくとか、こういうふうにする計画ですよということを伝えていただきたいと思います。  やっぱり今すぐにでも、例えば亀のいるところを暖かくしてあげたほうがいいとか、いろいろな声があったりすると思うので、計画があるのもわかりますけれども、柔軟に必要なことは、それはそれで対応していただければ、ますます応援の熱も熱くなるかなと思いますので、一緒にいい動物園にしていければなと思いますので、よろしくお願いします。 39: ◯長沼委員長 ほかに質疑はありますか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 40: ◯長沼委員長 以上をもって質疑を終結いたします。  これより本案を起立により採決いたします。  本案は、当局原案のとおり可決することに賛成の委員の起立を求めます。                   (賛成者起立) 41: ◯長沼委員長 起立多数であります。  よって、本案は当局原案のとおり可決することに決しました。  ここで消防本部以外の当局の皆様にはお引き取り願います。御苦労さまでした。  次に、閉会中継続審査となっております請願について審査を行います。  審査に入ります前に、議案に係る個人情報につきまして各委員にお願いいたします。  個人の指名等が記載されている案件を審査する際は「記載されている方」などの表現をし、個人の氏名等を発言しないよう留意することで、議会運営委員会において確認されておりますので、発言する際は御留意いただきますようお願いいたします。  最初に、請願第1-2号 核兵器禁止条約への日本政府の署名と批准を求める意見書採択についての請願を議題といたします。  請願の内容につきましては、お手元に資料が配付してありますが、取り扱いについて御意見をお伺いいたします。  清水英知委員。 42: ◯清水(英)委員 よろしくお願いします。  願意妥当でありますので、採択でお願いいたします。  請願趣旨にあるとおり、核兵器禁止条約は国連加盟国の3分の2に当たる122カ国の賛成で採択されまして、その内容は、核兵器の開発実験、生産、製造及び保有、貯蔵、使用、使用の威嚇を禁止するものでございます。その後、この条約に署名をした国の数は81カ国、そして、それぞれの国がそれぞれの国内の手続を経て、35カ国が批准をしたということであります。条約は50カ国が批准をして、50カ国目の批准書が国連事務総長に寄託をされてから90日後に発効をするということですので、条約の発効に向けてまさに大きく前進をしている、発効は時間の問題と言っていいと思います。  日本政府においても、ぜひ署名と批准を求めるというこの願意は妥当だと思います。  なお、全国的には441自治体の議会、25%の自治体の議会で、日本政府に署名と批准を求める意見書が採択をされているということでございます。  繰り返しますけれども、願意妥当でありますので、採択でお願いいたします。 43: ◯長沼委員長 ほかに御意見はございませんか。  鮫田委員。 44: ◯鮫田委員 甲府市では、昭和57年に核兵器廃絶平和都市宣言を高らかに宣言しており、私としても、核廃絶・恒久平和の希求はとても重要なものだと考えておりますので、核兵器廃絶には大いに賛成しておりますが、署名・批准することについては、引き続き国の動向を注視するべきと考えておりますので、継続審査でお願いいたします。 45: ◯長沼委員長 ほかに御意見はございませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 46: ◯長沼委員長 それでは、これをもって意見交換を終結いたします。  ただいま、継続審査を求める意見と採択を求める意見が出ております。  それではまず、継続審査についてお諮りいたします。  本件を閉会中の継続審査とすることに賛成の委員の起立を求めます。                   (賛成者起立) 47: ◯長沼委員長 賛成多数であります。  よって、本件は閉会中の継続審査とすることに決しました。  次に、提出された請願について審査を行います。
     最初に、請願第2-1号 法律上同性同士のカップル等のパートナーシップを承認する制度の創設など性的マイノリティに関するより一層の取組を求める請願を議題といたします。  請願の内容につきましては、お手元に資料が配付してありますが、取り扱いについて御意見をお伺いいたします。  兵道委員。 48: ◯兵道委員 願意妥当でありますので、ぜひ採択ということでお願いしたいと思います。  このような方々は本当に生きづらさを感じながら日常生活を送っていると。甲府市も中核市になって、このような方々も温かく包み込むような、そんな中核市・甲府、これを目指していきたいなと。そのためには、やはりこのような方々の訴えにも真摯に耳を傾けて、必要な支援というのはやはり自治体としてもやっていくべきではないかなと思っております。  また、請願の本文にも書かれてありますけれども、やはりダイバーシティとか、あるいはソーシャルインクルージョンとか、こうした寛容性のある社会の実現を、こういう請願、制度をつくることをきっかけにして、甲府市が一歩でもそういう社会に近づくようにということもありますので、ぜひ、皆様方の御理解をいただきながら、この請願を採択ということでお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 49: ◯長沼委員長 ほかに御意見はありませんか。  清水 仁委員。 50: ◯清水(仁)委員 私も紹介議員となっておりますから、発言をさせていただきます。  実は私も、一昨日の代表質問の中で人権問題は取り上げさせていただきました。この請願の性的少数者、いわゆる性的マイノリティは人権に大いにかかわる問題だと思います。  国においても、法務省中心にこの人権問題として取り上げておりますから、先ほど兵道委員が言いましたけれども、誰もが自分の性的指向や性自認を尊重され、差別や偏見がなく楽しく生きることのできる、多様性を受け入れる環境づくりの取り組みを社会全体でつくっていくこと、その考えは必要不可欠ではないかと思います。  多様性について正しく知ること、知っていただくこと、習慣や常識にとらわれることなく、さらに組織、社会としてこの問題への理解をふやしていくということから、この趣旨は理解できますので、賛成をさせていただきます。 51: ◯長沼委員長 ほかに御意見はありませんか。  清水英知委員。 52: ◯清水(英)委員 願意妥当ですので、採択でお願いいたします。  パートナーシップ制度については、これまで定例会本会議でも求めてきたところでございます。  また、請願事項3にありますように、理解を促進するために一層の啓発活動をということが述べられていまして、性の多様性については本当に理解を、よく知っていないと、やっぱり当事者の方たちの権利、人権、人格を守ることができない、知らずに傷つけてしまうこともあります。また、性的少数者の方たちがやっぱりなかなかカミングアウトできないとか、さまざまな中で、声を上げていくことができない、当事者の方たちが声を上げることは大変勇気の要ることでありますし、そういった中ですから、地方自治体が一層の啓発活動を実施するということは本当に大切なことだと思います。  願意妥当でありますので、採択でお願いいたします。 53: ◯長沼委員長 ほかに御意見はございませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 54: ◯長沼委員長 それでは、これをもって意見交換を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案を採決することに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 55: ◯長沼委員長 御異議なしと認めます。  よって本件は採択することに決しました。  次に、請願第2-2号 治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定等を国に求める請願を議題といたします。  請願の内容につきましては、お手元に資料が配付してありますが、取り扱いについて御意見をお伺いいたします。  清水英知委員。 56: ◯清水(英)委員 願意妥当でありますので、採択でお願いいたします。  治安維持法については、請願趣旨の第2段落にありますが、制定された1925年から廃止されるまでの20年間で、学者の方、宗教者の方、文化人など、逮捕された人は数十万人に上り、検挙された人は6万8,274人、起訴された人は6,550人。これは当時の司法省の調べだそうでございますけれども、警察署で虐殺された人が93人、刑務所・拘置所での虐待・暴行・発病などによる獄死者は400人余ということで、非常に大変な犠牲が生じたわけでございます。  こうした暗黒政治、ファシズム、そして戦争を繰り返さないというためにも、治安維持法が人道に反する悪法であったということを国が認めること、犠牲者の方たちに謝罪して賠償すること、実態を調査すること、そして補償のための法律をつくることは大切なことだと思います。  なお、イギリスでは、例えば、ケニア共和国の反植民地運動を弾圧したことに対して2013年に補償金を決定したであるとか、スペイン王国では、2007年にフランコ独裁政権の犠牲者の名誉回復と補償を行う「歴史の記憶法」という法律が制定をされたなど、戦争中の弾圧犠牲者への謝罪と賠償が各国で進んでいるということであります。  なお、国内では、こうした意見書を採択した地方議会は、2017年5月現在で404議会ということですから、地方議会から声を上げる動きも広がっております。  まとめますけれども、願意妥当でありますので、採択でお願いいたします。 57: ◯長沼委員長 ほかに御意見はありませんか。  清水 仁委員。 58: ◯清水(仁)委員 この請願について、確かに戦争によって、個々の思想の考え方で犠牲になったことは十分承知はしておりますけれども、しかし、その当時の状況などから判断しても、この治安維持法犠牲者が国家賠償法に当てはまるのか、その現状をまだまだ調査・研究をしていかなければならないと思います。  今、提案者の方々が司法省で調べたことは、多分、これは司法省で調べた分でありますから、事実だと思われますけれども、虐殺の93人とか、獄死者400人余りとありますが、そしてまた、その下のほうに、世界では、ドイツ連邦共和国から始まってイギリス、主要国などでも謝罪と賠償が進んでいますとありますけれども、まだその根拠が明白とは思いませんから、この請願の4項目については、まだまだ慎重に審査をしていく必要があると思いますから、引き続き継続審査でお願いしたいと思います。 59: ◯長沼委員長 ほかに御意見はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 60: ◯長沼委員長 それでは、これをもって意見交換を終結いたします。  ただいま、継続審査を求める意見と採択を求める意見が出ております。  それでは、まず継続審査についてお諮りいたします。  本件を閉会中の継続審査とすることに賛成の委員の起立を求めます。                   (賛成者起立) 61: ◯長沼委員長 起立多数であります。  よって、本件は閉会中の継続審査とすることに決しました。  先ほど採択されました請願第2-1号につきましては、執行機関に送付し、6月定例会で、その処理の経過及び結果の報告を請求したいと思いますが、御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 62: ◯長沼委員長 御異議ありませんので、そのように取り扱わせていただきます。  以上で、当委員会に付託されました議案及び請願の審査を終了いたします。  なお、委員長報告につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、よろしいでしょうか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 63: ◯長沼委員長 御異議がございませんので、そのようにさせていただきます。  それでは次に、所管事項の調査に入ります。  最初に、消防本部の所管事項の調査に入ります。  先ほど挙手された委員は発言を願います。  鮫田委員。 64: ◯鮫田委員 消防団の消防ポンプ車や小型動力ポンプ積載車は全額公費負担になっているわけですけれども、そこで1点だけ確認をさせていただきたいと思います。  甲府市の消防団、七十数台ですか、消防ポンプ車と小型動力ポンプ積載車等があるかと思いますが、非常に予算も今度かかってくるんだなという中で、予算が足りないから買えません、更新できませんということが起こるのが本当に心配であります。耐用年数等あるかと思いますが、このあたりのシミュレーションがきちんとできているのかどうかを確認させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 65: ◯長沼委員長 横打次長。 66: ◯横打次長 ただいまの小型動力ポンプ積載車、また消防ポンプ自動車の予算の関係の、今後の計画というような御質問をいただきました。  まず、消防ポンプ自動車につきましては、現在26台保有しているところでございまして、今年度導入いたしました富士川分団の消防ポンプ自動車から、全額公費負担ということが始まったところでございます。この26台につきましては、古いものから更新をかけていくという計画を立てております。おおむね年間1台ということで推移していくものと思われます。  次に、小型動力ポンプ積載車でございますけれども、現在64台の小型動力ポンプ積載車を保有しているところでございますが、こちらにつきましては、年間4台を計画的に更新するということでございますので、おおむね更新サイクルについては16年サイクルで進めるということになっております。  以上でございます。 67: ◯長沼委員長 鮫田委員。 68: ◯鮫田委員 小型動力ポンプ積載車が16年サイクルということですけれども、済みません、消防ポンプ車のほうはお答えいただいていましたか。サイクルというんですか、お願いいたします。 69: ◯長沼委員長 横打次長。 70: ◯横打次長 先ほど26台と申し上げまして、26年サイクルということになろうかと思います。  以上でございます。 71: ◯長沼委員長 鮫田委員。 72: ◯鮫田委員 確認できました。  このあたり、また消防ポンプ車から小型動力ポンプ積載車に切りかえるような分団等があるかと思いますが、またこのあたりで変わってもくるのかななんていうことも思いますが、しっかり予算を確保して取り組んでいっていただきたいと思います。ありがとうございます。 73: ◯長沼委員長 ほかにございますか。  金丸委員。 74: ◯金丸委員 消防本部が管轄している甲府市内の、広域消防だけれども、甲府市内の耐震性貯水槽というのがあると思うんですが、それについてお聞きしたいんですけれども。単純な質問ですから、現状どのくらい整備、数があって、学校を含めてですね。学校が幾つ、学校以外が幾つ。どのくらいあって、充足率がどのくらいであるのか。  それからもう1つは、これから予定がまだあるかということについて、お聞かせいただきたいと思います。 75: ◯長沼委員長 内藤警防課長。 76: ◯内藤警防課長 まず、現在の目標数でございますが、139基を目標に現在やっております。  現在の数ですが、119基となっております。  充足率でございますが、85.6%となっております。さらに、令和10年度には100%の充足率を目指しています。  以上でございます。 77: ◯長沼委員長 金丸委員。 78: ◯金丸委員 なぜこんな質問をしたかというと、私、大変耐震性貯水槽というのは大事だということをちょっと経験したことがあって、やはり平時のときにそういうことをしておくと、本当に平時じゃないときに役立つ、最も大事な施設の1つだと思っているんです。ですから、ぜひ100%を目指してこれからも頑張っていただきたいと思っています。  ちょうどきょう、今、内藤警防課長さんが答弁したけれども、花井次長さんが上司になるんですかね。ちょっと花井次長さんにもいいですか。こういう機会ですから、所管事項調査ということで今、内藤警防課長からは聞いたんだけれども、その上司である花井次長さんはこの3月に御卒業だというふうに聞いておりまして、長いこと消防行政、消防に御努力いただいたということを私、十分承知しておりますから、ぜひ今の水利の話を含めて、何かありましたら一言いただきたいと強く願って、質問を終わります。 79: ◯長沼委員長 花井次長。 80: ◯花井次長 水利の話を含めてということでございますけれども、挨拶をさせていただく機会をいただきまして、感謝を申し上げます。また、この場をかりまして、日ごろから消防行政の運営につきまして御理解、御協力を賜っていることに対しましても、お礼を申し上げたいと思います。  まず、水利の関係ですけれども、甲府市につきましては、消火栓、それから、先ほど金丸委員さんがおっしゃいました耐震性貯水槽のほかに、道路下の貯水槽、防火水槽がございまして、これは昭和35年以前につくられたものがほとんどでございますけれども、市内で61基、道路下に貯水槽がございます。これにつきましては老朽化が進んでいるということで、ひび割れ等が入りまして、全て調査をして、年次計画によってその強度を現在はかっているという工事をしておりますので、水利については、ほかの地区より甲府市というのは水利がたくさんあるのかなと感じております。  さて、私事ではございますけれども、先ほどお話がありましたように、今月末をもちまして無事退職を迎えることとなりました。昭和53年に甲府地区広域行政事務組合消防本部の消防吏員として採用いただきまして、18歳で入ったものですから、42年間この消防行政に携わらせていただきました。この間、火災、救助、救急、また自然災害等の対応をしてまいりましたけれども、中でも甲府市の中心街の繁華街、浅草飲食店街の火災では夜を徹して防御に当たったこと、また、東日本大震災のときには、第3次の山梨県大隊の副隊長として出動をさせていただきました。  きょうまで、けがもなく、また大病もせずに業務ができたことは、先輩やまた同僚、そして消防団等の協力があって、そしてまた、何よりも家族の理解があってのことだと感謝をしております。そうは言いましても、3月31日の辞令をもらうまでは、いつ災害が24時間起こるかわかりませんので、今後も身を引き締めて対応していきたいと思います。  また、退職をしましたら一市民ということになりますけれども、できることは協力をしていきたい、そんなふうに考えております。ありがとうございました。(拍手) 81: ◯長沼委員長 お疲れさまでした。  それでは消防本部の方々にはお引き取りを願います。御苦労さまでした。  続きまして、市長直轄組織の所管事項に入ります。  それでは、先ほど挙手されました皆様から意見を伺います。  坂本委員。 82: ◯坂本委員 避難所の件は、市民に対して、以前は、そのときどうするという我が家の防災マニュアルとか、今は「知る!備える!守る!わが家の防災マニュアル」というものを発行していただいています。そのところに自治会単位の避難所の一覧表が出ているんですが、これ、避難地と避難所等々がわかるように出ているんですが、その次に出してもらった「わが家の防災マニュアル」については、その一覧表がなくて、甲府市の避難場所マップというものが発行されております。  一番何を質問したかったかというのは、各自治会において、例えば私の地区でも4カ所から5カ所の避難所があるんですが、各自治会においてどこへ行くのか、どこへ避難すればいいのかというような一覧表といいますか、そういうものの最新のものがあるかどうか、お聞きしたかったんですが。 83: ◯長沼委員長 向井防災企画課長。
    84: ◯向井防災企画課長 坂本委員お尋ねの甲府市避難場所マップにつきましては、平成30年3月に「わが家の防災マニュアル」を改定しておりまして、その中で甲府市避難場所マップということで、これを挟み込むような形で添付させていただいております。この中で、ごらんになっていただくとわかるのですが、ブロックごとに、それぞれどこの避難地または避難所に避難してくださいということをお示ししてございます。  以上でございます。 85: ◯長沼委員長 坂本委員。 86: ◯坂本委員 これは避難所、避難地が出ているわけでございますが、今言いました520自治会単位での指定といいますか、避難所の指定みたいなものの一覧表というのはあるんでしょうか。 87: ◯長沼委員長 向井防災企画課長。 88: ◯向井防災企画課長 520自治会がございまして、そして60カ所の指定避難所があるわけなんですが、そこにそれぞれ避難をしていただくようにというような形になっております。 89: ◯長沼委員長 坂本委員。 90: ◯坂本委員 なっていると思います。さっきも言いましたように、最初の「わが家の防災マニュアル」のほうにはある程度出ておりますから、わかります。  じゃあ、もういいです。それは後で、最後にお願いをするんですが、なぜこんな質問をしたかといいますと、そのときに載せた避難所、避難地を、自治会によって変更してほしいというところが出てきているわけでございます。特に朝日地区につきましては2カ所、例えば塩部第三自治会は、朝日小学校だったのを北中学校にしてほしいと。それから、今度竪町西部自治会は、具体的な話で申しわけないんですが、朝日小学校からやはり新紺屋小学校にしてほしいという申し出がありました。この間聞きましたときに、塩部第三自治会につきましては、まだたしかそちらのほうの把握しているのが朝日小学校だったと思います。  私、何年か前に、はっきり言いまして、ここは私が自治会長に頼まれて申し入れをしたときに「いいですよ。そちらの自治会のほうで決めていただいた場合には、それを採用しますから。」ということで、お願いをしてあったんですが、自治会の中では、ここはもう北中学校と総会で議決してやっている場所ですから。ただ、そちらへ聞きますと、朝日小学校ですと、こういう話になっているので、この質問をさせていただいたということでございます。ということは、市全体でもそういうことがあるんだろうと。  今回の竪町西部自治会がなぜそちらになったかといったら、やはり町内で話をしたときに、朝日小学校は、こんなことを言ってはあれですが、橋を渡っていくよりも、橋を渡らないほうがいいだろう。それからもう1つは、はっきり言いますと、竪町には東部と西部とありまして、東部は新紺屋小学校。ということは、私どもはあっちのほうが近いよねということで、町内で決めたという。  もしそういうことを、変更届を出す場合にはどういうふうにしたらいいのかなということも含めて、そういうことで、そういうことを早く把握していただきながら、最新の一覧表にしたら、できればありがたいなと思って質問をしていますが、いかがでしょうか。 91: ◯長沼委員長 向井防災企画課長。 92: ◯向井防災企画課長 避難場所を変更する場合の手続等についてお答えいたします。  避難場所につきましては、地区防災計画ですとか、避難所運営を行う避難所運営委員会構成表などの変更が必要になりますので、その避難所がある地区の自治会連合会長様などとよく協議をしていただきたいと、このように思っております。  以上でございます。 93: ◯長沼委員長 坂本委員。 94: ◯坂本委員 じゃあ、そのルールをつくってください。というのは、さっきも言いましたように、私、聞いたときには、自治会が決めたらそれを報告してくれればいいですよという返事を前にもらったものですから、私、今ここでそんな質問をしたんですけれども、ただ、それはルールですから、今言ったような形の中で変更届というものをちゃんと出して、やりとりというような形で決めていただければ、私、それなりにまた対処していきますので、そんなルールでまた地区自治会連合会のほうへ出していただければありがたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  そして、最新の一覧表をやはりつくっていただいて、地区ごとで結構だと思うんですが、渡していただければ、自分たちのところでも把握できると思いますので、そんなことをよろしくお願いしたいんですが、いかがでしょうか。お願いします。 95: ◯長沼委員長 今村防災指導課長。 96: ◯今村防災指導課長 自治会での集合地や避難所、こちらは各自治会がそれぞれ地区防災計画の中に定めておりますので、変更の際は自治会のほうで随時していただいております。  以上です。 97: ◯長沼委員長 坂本委員。 98: ◯坂本委員 わかりました。いずれにしましても、地区自治会連合会の会長さんが割合そういう自主防災の総隊長になっていると思いますので、そんな形の中で、進めていけばいいのかなと思っていますので。了解しました。  私の自治会は自分のところでできますが、ほかの自治会にもそういう形のものをやはり周知していただいて、変更になった場合もあると思いますので、よろしくお願いいたします。  それでもう1点ですが、その避難所についてですが、令和元年東日本台風が起きたときに、水害、洪水のということで、市内53カ所ですか、たしか避難所を開設したと思っております。私ども、ごめんなさい、固有名詞を出して申しわけないんですが、朝日地区でも避難所が開設されたんですが、そのときに、私どもの頭の中には、この地区の自治会の避難所は、例えば朝日小学校という形になっていました。だけど、水害に関しては、朝日小学校はだめだと。甲府工業高校へ行きなさいという変更になっていました。はっきり言いまして、私、行くまで知りませんでした。甲府市洪水ハザードマップを見ればわかることだったかもしれませんが、私自身も無知でものをやったんですが、やはり市民の皆さんはもっととまどったのかなと。  ただ、おかげさまで、そのときに避難命令は出てはおりませんから、そんなことは関係なかったんですが、何を言いたいかといいますと、やはりいろいろな災害があります。これは水害、地震等々ありますが、できましたら避難所というものは1カ所にしていただければ、今が決められた形にしておいてもらえればありがたいなと思うんですが、その辺のところ、お考えはいかがでしょうか。 99: ◯長沼委員長 向井防災企画課長。 100: ◯向井防災企画課長 昨年の甲府市洪水ハザードマップの改訂に伴いまして、家屋流出の恐れがある区域にある避難所ですとか、あるいは避難所の建物の高さよりも高く浸水するような避難所につきましては、これは使用することができません。このため別の避難所への避難をお願いしているところではあります。  地震時と風水害時で避難所が異なるということが、非常にわかりにくいという御指摘をいただいていることは承知はしておりますが、市民の方の命を守るという、ここからスタートをして、このような取り扱いをさせていただきますので、ぜひその辺は御理解を賜りたいと存じます。  以上でございます。 101: ◯長沼委員長 坂本委員。 102: ◯坂本委員 そうですね。その答弁のように、いろいろな観点の中からこういうふうに決めたことは私も承知はしております。おりますが、何が一番危惧されるかというと、今は平常時だからいいですけれども、災害が起きたときの形というのはパニックになります。そのときに、やはりいろいろな避難所があるというのはあんまりいい形じゃないのかなと。  今回それで何を言いたかったかというのは、朝日小学校は周りに雑木的な形があるからそこで行けないだろうと。それから、川のそばだからというような形もあったと思います。  やはり今これ、兵道議員が昨日の定例会本会議で代表質問したときに、垂直避難という話をして、各校舎の2階はもう開放するという、たしかルールづくりができていると思います。ということは、最初からそういう形をとってくれてもいいのかなと。ただ、逃げる場合に、その周りにそういうものがあるから、そこはだめだよという話があるかもしれないけれども、その節でいくと、橋を渡って逃げるというときにまた言われるかなというのはあるんですよ。橋を渡らないほうをやはり避難所にしてくれてもいいじゃないかとかね。はっきり言いまして、そういう話もありますので、できましたらいろいろな観点の中で、何しろ災害が起きたときの、ここの住民はそこへ、あったときは行ってくださいというような、やはり1カ所統一した形ができてもらえればありがたいと思っておりますが、これは要望しておきます。  もう1点、その中で、これ、住民に言われたことですから質問させていただきますが、朝日小学校から甲府工業高校へ行きました。甲府工業高校へ行ったときに、何かしらの防災にかかわっている人たちが、どこだどこだと見に来ました。それが体育館でなくて武道館だったんですよね。武道館、平常時ですからこんな話ができますけれども、武道館へ行ったときに、はっきり言いまして、それはわかると。柔道着だとかいろんなものがあるから、すごく汗臭い。避難所の雰囲気があれだったんですよね。それで、いや、そこじゃ大変だよなという意見を幾つかいただいたので、せっかくの機会ですから、ここで話をしておきますけれども、もしそういう場合でありましても、そういうことも配慮していただければありがたいと、これは要望で終わりますけれども、どうかよろしくお願いします。ありがとうございました。 103: ◯長沼委員長 続きまして、兵道委員。 104: ◯兵道委員 お願いします。今の坂本委員の話とも若干関連、御質問と関連をする部分もございます。  今定例会本会議で取り上げさせていただいたんですけれども、近年のこの豪雨災害、洪水に対する市民の皆さんの不安、そうしたものを解消するために、やはりここできっちりその辺、洪水、集中豪雨のときにはこういう行動をするんだよといったようなことをやっぱり明確化して、各地区へ落とし込みをして、さらにその上で、やはり毎年、洪水想定の訓練を実施すべきだと。それを今定例会本会議で取り上げさせていただきまして、やるという御答弁をいただいたんですけれども、初心に、基本的なところに立ち返って、まず、各地区で毎年地区防災訓練を実施しているかと思います。その訓練内容とか、それはどういう形で、例えばこちらの危機管理室のほうに地区防災訓練計画書を提出して、それで危機管理室のほうで訓練内容とかを把握する。これは多分そういうやり方をしているかと思うんですけれども、1つ、洪水想定の部分について、来年度以降、地区のほうにどういうふうに落とし込みをしていかれるのか。その辺の方針だけお聞きしたいんですけれども。 105: ◯長沼委員長 今村防災指導課長。 106: ◯今村防災指導課長 地区防災訓練でどういった形で浸透していくかという部分につきましては、来年度、今定例会本会議でも、新たに地区防災訓練の中で、ひな形、訓練の参考になるものをいつも配付しております。そういったものに改めて洪水の想定を入れたり、洪水の項目を追加して、具体的なものを示して、各自治会等が行えるような形をとっていく。  また、来年度、地区防災計画のアフターフォロー研修会というものも行います。これ、全部ではないんですけれども、支援の必要な自治会に行っていくと。そういった場面とかを通じて、水害のときの対応の必要性とか、そういったものの訓練を行ったほうがいいというようなところも呼びかけて、実際にやっていただくように取り組んでまいりたいと考えています。  以上です。 107: ◯長沼委員長 兵道委員。 108: ◯兵道委員 私の住んでいるところも、近くに貢川という川が流れています。去年やはり防災訓練を行ったときに、令和元年房総半島台風、令和元年東日本台風とかが来まして、大雨特別警報も出されまして、地区の人が、貢川の水があふれたら、私たちはどこへどう逃げたらいいのかといったようなことを、そのときによく聞かれまして、私も、校舎の高いところとか自宅の高いところへ基本的に逃げるんだよということでお話をしているんですけれども、やはり、そのときには公の情報として、そういう各地区の意識の中にそういう共有がまだなされていない状況だったと思います。  3.11の東日本大震災からもう少しで9年になるんですけれども、日がたつにつれて、この地区防災訓練自体も、私、見ていますと、やはり何か当事者意識というものがだんだん薄れていっているのかなと。何のために訓練をしていくか、そういうところについて、こういう言い方もちょっと語弊があるかもしれないんですが、訓練自体が自己目的化してしまっているかなという気がするんですよね。  大きい災害が起こったときに、これはやはり自助・共助、その部分が非常に初動段階では重要になってくると思うんですけれども、まず、自助意識というのがだんだん、訓練を重ねるということは、万が一のときに何をしたらいいかというのを自分の体にたたき込む、そのために毎年同じ訓練を多分されているんですけれども、そういったことがだんだん薄れてきているような感じも実はするんです。  何が言いたいかと言いますと、もう1回、訓練は何のためにあるのかということを地区の皆さんでぜひ共有していきたいなということなんですね。一例を挙げますと、地区の中でいろいろ役割分担を防災訓練の前にかませるんですよね。役割分担、それぞれ分担し合ったと。避難所の開設班みたいなところもあって、私も何回かその役割になったんですけれども、通例でいきますと、午前8時に発災の放送があって、シェイクアウト訓練が午前7時55分かな、それをして、じゃあ避難所へ行きましょうと。そういう流れにつくってあるんですけれども、避難所開設という役割を担っている人たちで、行ってその場で初めて作業が開始するのかなと思ったんですが、実は行ったら、もう全て段取りが終わってしまっているといったようなことも何回かあるんですよね。それだと、何か訓練自体を、何かそつがないように、落ちがないようにしていくためにだけ、神経を使っているのかなといったようなことがあって、そういう訓練自体、何のためにやっていくのかということがだんだん、参加する人はもうビジターというか、お客さん感覚になってしまっている。だんだんですね。  そんなこともありまして、今回、近接で洪水被害の不安、危険性が非常に高まってきている。甲府市洪水ハザードマップも、我々の住んでいるところは3メートル以上浸水すると。そんなこともありましたので、もう1回、来年度以降の地区防災訓練をするときに、しっかりその辺は地区自体が考えて、訓練も、訓練をやることが目的じゃなくて、訓練というのは1つのツールですので、それを通じて、万が一のときに我々はどういうことをすればいいのかということを、落とし込みをぜひしっかり御指導いただきたいなと思いますけれども、その辺コメントをいただければと思いますが、いかがでしょうか。 109: ◯長沼委員長 今村防災指導課長。 110: ◯今村防災指導課長 兵道委員のおっしゃるとおり、住民の防災意識が高まるように取り組んで、いざというときに、水害あるいは地震とかの災害に対応する、適切に対応できるということは非常に重要だと考えております。  防災指導課も、自主防災組織の訓練、子ども防災教育とか、さまざまなものも行っておりますので、水害の訓練も来年度やる予定でございますので、市民の水害の意識の向上、あと避難行動が適切に図れるように、しっかりと取り組んでまいりたいと思っています。  以上です。 111: ◯長沼委員長 兵道委員。 112: ◯兵道委員 これまでの地震想定の避難所のあり方と、今度、洪水想定の避難のあり方、洪水の場合はもう一刻の猶予もならないといったようなことで、これまでの地震想定の避難所のあり方と、まず洪水から身を守る避難のあり方と、若干やっぱり異なると思いますので、しっかりその辺で身を守る行動というのを、毎年の訓練で我々もしっかり身につけていきたいと。そのために、ぜひともさまざまな面でのサポート・指導をよろしくお願いいたしまして、以上で終了いたします。ありがとうございました。 113: ◯長沼委員長 清水 仁委員。 114: ◯清水(仁)委員 立派な洪水ハザードマップをつくって、今、兵道委員さんがおっしゃいましたけれども、やはりその浸水深によって、高さによって、本年度から、水害、災害、浸水訓練をするというふうなことでありますけれども、やはりその地域によって浸水深が違いますから、その深さによった訓練というのが大事になってくると思いますが、そこもまた加えてお願いしたいと思います。  すごく立派な洪水ハザードマップをつくって、東西南北の地域で説明会もやっていただいた。ある地域がすごく高くて、心配された地域もありますけれども、そのつくった洪水ハザードマップの浸水深が地域によって違いますから、地区、何かの場所とかあるいは公共施設に、この地域にはこの高さが来るよということを、ただ甲府市洪水ハザードマップに書いて説明しただけでなくて、表示をするというようなことは何か考えていますか。 115: ◯長沼委員長 向井防災企画課長。 116: ◯向井防災企画課長 浸水深もさまざまでございますが、電柱なんかに、この地域はこれぐらい浸水しますよというのを私、見たことがあるんですが、現状ではそういった設置についてはまだ検討していないという状況でございます。  以上です。 117: ◯長沼委員長 清水 仁委員。 118: ◯清水(仁)委員 海沿いの地域なんかは、津波の高さがここまで来るよというのを表示していますよね。常に住民に意識を高めていますね。今回もすばらしい洪水ハザードマップをつくって、ただ、皆さんの地域は、例えば10メートル来ますよなんていうところもあれば、今の兵道委員さんのところは3メートルとかありますから、やはりどこか公共的な場所に、ふだんから住んでいる方々に、このまち、皆さんのところはここまで浸水しますよという、先ほど今村防災指導課長が意識を高めると言いましたけれども、まさしくこういうのは大事だと思いますから、何らかの方法を考えていただいて、日ごろから住んでいる方々が、もし浸水になったときにはここまで来るんだという、そういう意識を高めてくれるような、今、向井防災企画課長はまだしていないと言いますから、ぜひ考えてもらいたいと思います。  もう1点です。各自治会に立派な防災倉庫がありますけれども、あれはグラウンドライン、GLのゼロですよね、設置してあるところが。あっても10センチメートルのブロックぐらいなもんですね。それが今、その洪水ハザードマップで示されるところにそういう浸水があった場合に、その防災倉庫というのは恐らく使えない。浸水はあっという間に来ますから、中に入っているものが使えない。その防災倉庫は意味がない。でありますと、やはり防災倉庫の設置位置の高さも問題になってくると思うんですよ。そこら辺はどのように考えていますか。 119: ◯長沼委員長 向井防災企画課長。 120: ◯向井防災企画課長 防災倉庫が浸水するというお話につきましては、いろいろなところで御質問等をいただいておるところでございますが、防災倉庫につきましては、地震時と風水害と両方兼ねて配備しておるという状況でございます。  お尋ねの風水害における浸水を想定した場合についての対応についてなんですが、これは、避難所運営委員の皆様、あるいは地域連絡員等が日ごろより連携を深めて、浸水深、浸水がこれはかなり高くなってくるなということが危惧されるような場合は、あらかじめその食糧ですとか、毛布ですとか、そういったものを事前に校舎の2階へ早目に皆さんで協力していただいて引き上げていただくような、そんなような取り組みをお願いしているところでございます。  以上でございます。 121: ◯長沼委員長 清水 仁委員。 122: ◯清水(仁)委員 わかりました。確かに、時間がないものですから、今言ったとおり地域の皆さんの協力も必要だし、消防団はそれどころじゃないと思いますから、中にはお米とか食べ物とか毛布等々が入っておりますから、これが濡れてしまったり、それが使えなくなったりしたら、全く意味がありませんね。日ごろから、例えば3メートルのところに、浸水3メートル以上のところに防災倉庫を置くのも不可能でありますから、できるだけ今、向井防災企画課長の言ったとおり、地域に担当の人を決めていくべきだと思うんですよ。その人が必ずその倉庫から上へとか高いところに上げるというようなことは、地域にお任せでなくて、地域で決めていく方針、方策を考えていくような、そういった人員を精緻することも大事だと思いますから、ぜひそんなことも踏まえて、今後、御指導をよろしくお願いしたいと思います。  以上です。ありがとうございました。 123: ◯長沼委員長 神山委員。 124: ◯神山委員 じゃあ簡潔にいきたいと思います。  1つは、ドクターヘリのランディングポイントについてです。以前の総務委員会記録を見ていたら、上九一色地区のほうからヘリポートの要望なんていうのがあって、御答弁をいただいていたかもしれませんけれども、その上九一色地区ですね、古関・梯スポーツ公園広場がドクターヘリのランディングポイントであったけれども、いろんな事情で継続して使用が今できなくなっていて、当然そういう理由ですから、着陸できないと。やっぱり皆さん、いざというときにドクターヘリというのは非常に心強い存在であるけれども、すごく心配をされているというところがありますが、そういう地域においての対応というのはいかがでしょうか。 125: ◯長沼委員長 向井防災企画課長。 126: ◯向井防災企画課長 今、神山委員仰せのとおり、古関・梯スポーツ公園広場につきましては、現在使えない状況となっておりますが、その一方で、芦川にかかります天神橋につきましては、ドクターヘリの離着陸は可能であるとされております。  以上でございます。 127: ◯長沼委員長 神山委員。 128: ◯神山委員 ひとまずはランディングできるということです。地域の方にお聞きしたら、確かに橋にヘリコプターがとまっていてびっくりしたという話はお聞きしましたし、あと、これはドクターヘリじゃないですけれども、あかふじか、消防ですかね、山梨県のヘリコプターが橋にとまっているというのがYouTubeに上がっていたりとかして、一時期話題になって、それだけの技術力があるんだなということは認識をしています。  そうは言っても、やっぱり橋の上であれば当然、風の通りも平地と違うでしょうし、平地のときより、やっぱりそれだけの技術も必要だと思いますし、そういう天候にも左右されるんだろうと思いますので、これはもう要望にとどめますけれども、そうは言っても、やっぱりできるだけ、いろんな条件が悪いときでも着陸できる、しっかり対応できるという体制を整えていただきたい、これは上九一色地区だけではなくて、当然、全市縦長で、ドクターヘリが活躍いただける機会も多いだろうなと思いますから、ぜひ検討していただきたいと思います。  もう1点は、避難所について先ほどからも質問がありましたけれども、今、新型コロナウイルスの関係で学校が臨時休業をされている。公民館なども自主事業とかをしないという状況になっているときに、仮にこういうときに地震が起こって、避難しなければならないというような状況が起こったときは、どんなような体制をとるというふうに想定をされているのか。  例えば、今回は新型コロナウイルスということで臨時休業ですけれども、例えば夏休み期間中に体育館を全面改修していて、もう入れないなんていうことも当然想定されるわけで、そういうときに、もしということが起こった場合、どうするかということ。どのように想定、対応するか、お聞かせいただきたいと思います。 129: ◯長沼委員長 向井防災企画課長。 130: ◯向井防災企画課長 まず、夏休み等で大規模な工事が行われて、所定の避難所が使えないという場合になりますと、それはあらかじめ発注部局との連携を図る中で、避難所は当然使えないわけですから、別の避難所に移っていただくような対応をしてまいります。  また、新型コロナウイルス感染症等が発生した場合につきましては、これは保健所と十分協議を図る中で対応していくということになろうかと思います。 131: ◯長沼委員長 神山委員。 132: ◯神山委員 2点目の質問は、同じ質問を今したんですけれども、例えば体育館が、その1つが使えないというときは今の対応でわかったんですが、今は全市的に学校施設をクローズしているという状況の中で起こったということ。もし起こったら、当然建物自体は使えるわけだから、そういうときは、もうそうは言っても避難していただかなければいけないという対応をとるとか、そうは言っても、逆にそんな緊急事態だからこそ避難所に来てもらうのが危ないから、そうじゃないところにしてもらうとか、今、その答えが欲しいわけではなくて、想定しておかなければという心配があるなと思ったから、またお聞きしましたと。  当然、今回だけではなくて常に災害は起こらないほうがいいので、起こらないことを祈るわけだけれども、そうは言っても想定しておかないと行動ができないから、こういうときに起こったらどうするんだということは、今後落ちついたときに想定する必要があるかなと思いますけれども、どうですかという質問だったんですが、どうでしょうか。 133: ◯長沼委員長 向井防災企画課長。 134: ◯向井防災企画課長 今後は、今回の新型コロナウイルスの感染拡大等の対応につきましては、こういったことも今後起こり得るということで、神山委員が仰せのとおり、あらかじめこういったものを想定した準備、訓練等が必要なのかなと、こんなふうに受けとめております。  以上でございます。 135: ◯長沼委員長 神山委員。 136: ◯神山委員 本当に防災とか危機管理というと、いろいろなことを想定しなければいけないので大変だと思いますけれども、今回はこういうことがあったから、こうなったらどうなるんだろうという、やっぱり声も聞きましたし、確かに僕も思ったところなので、確認をさせてもらいました。今はいろいろ危機対応で大変だと思いますから、また落ちついたときに、どうするかといういろんな想定事をしていただければと思います。  では、防災とか危機管理については、次が最後の質問とするんですけれども、今新型コロナウイルスというのを1つ取り上げましたが、やっぱり不安を市民の皆さんは抱いているなと感じます。いろいろ庁内の体制を確認したら、今回の新型コロナウイルスの関連で、医学的なこと、医療的なことは保健所、それ以外は、危機的状況だから危機管理が対応するということだったので、この場でちょっと質問とか提案をさせていただくんですけれども、やっぱりそういう市民の、医療的な部分ではなくて、市民生活とか、市民の今後の生活面においての心配事に、ぜひ甲府市として寄り添っていただきたいなというのを思っています。やっぱり自分自身も夜の会合も確かになくなってきたりして、まちを歩いてもなかなか人がいないという状況では、経済が回っていないなと思うと、やっぱり収入が減って利益が出ない。そして、いろんなことの支払いができなくなって会社が倒産していく、個人事業主だったら閉じなければいけないなんていう状況も起こっていくと、それは、言うまでもなくだめなことなので、じゃあ行政としてぜひ寄り添ってもらいたいなと思っています。  行政としてできることは何だろうなと思ったときに、国が大きな方向性を出して、現金給付するだとか、きょうの朝刊に出ていましたけれども、山梨県は独自にサポートするなんていうことを打ち出したみたいですが、なかなか選択肢として思い切るというのは基礎自治体では、できることはやるべきだけれども、現金給付はやっぱり難しいとすると、サポートできるのは税とか国民健康保険とか融資のサポートとか、あとは使用料、手数料とかなのかなと思ったときに、やっぱり市民の皆さんは不安だから、どう相談していいんだろうとかいうのがわからないとか、もう足がとまってしまうとかあると思うんです。  だから、お願いしたいことというのは、ぜひ「甲府市はちゃんと相談に乗るから、心配しないでください。」というような体制を整えてもらいたいなというのと、そういう「いつでも相談に来てね。」というメッセージを発信してもらいたいと思います。当然担当は、税は税務担当、国民健康保険は国民健康保険課、融資だったら商工課とかになるんだと思いますけれども、とにかく相談に来たら、じゃあそこにつなぐ交通整理をするよというような相談窓口を明らかにするということだけでも安心かなと、そういうことをやるよということを発信するだけでも、甲府市は寄り添ってくれたというふうに安心してくれるかなと思うんですが、そういうような体制づくりというのはいかがでしょうか。ぜひやっていただきたいなと思いますけれども、どうでしょうか。 137: ◯長沼委員長 望月危機管理室長。 138: ◯望月危機管理室長 ただいま御質問がありましたように、現在、感染の疑いのある方々につきまして甲府市健康支援センター内の帰国者・接触者相談センター、今回の影響を受けた中小企業等については産業部、あるいは学校の臨時休業に伴う児童・生徒に関しては教育部というような、さまざまな相談内容の中、それぞれの担当部署で相談等に応じさせていただいているところではございますが、市民の方々が不安にならないようにということの中で、新型コロナウイルスに関する市民や企業からの相談につきましては、さまざま情報をまとめるような中で、市民の方々が安心できるような、伝えていくということは課題としてあるとは思っておりますので、関連する部署等で協議をする中でもって、そういったところの体制について検討していきたいと思っております。 139: ◯長沼委員長 神山委員。 140: ◯神山委員 ぜひ検討、しかも刻一刻と進んでいることなので、検討をぜひ早くしていただいて、何か特別なことをやってくださいということではなくて、今それぞれの担当課でやっていることをしっかり、大丈夫だから相談に来てねという門戸を、場所をつくってもらいたい。場所だけではなくて、その相談体制、例えば、じゃあ税務担当に行ったけれども、この人はもっとここにもつないであげたほうがいいなというのを、その担当、現場で判断して御紹介するということだけでも安心。でも、そういうふうにサポートするよということをメッセージとして伝えてほしいというのがあります。
     甲府市ホームページとかでそういうことを発信するとか、甲府市がそういう体制をとったということを明確にすれば、当然それはきょうの新聞の朝刊に出ていた長崎山梨県知事さんの対応のように、当然甲府市もこういうことをやるんだということが出ますから、ぜひ早目に議論し、検討していただいて、方向を示してほしいなと思います。ちょうど組織を担当する総務部も来ていただいたので、当然、今回はこの危機管理対応だということで、危機管理室が所管だということでお聞きをしたので、ここで質問をしましたけれども、本当に仕事というのは仕事がこなせる人のところにしか降ってこないと思うので、今回期待をして、望月危機管理室長にぜひ対応していただいて、でも、全庁的なものは当然総務部もかかわっていただいて、市民のために寄り添っていただける、それは甲府市がやっているというメッセージをしっかり出していただきたいと思いますので、お願いしたいと思います。  では、以上にします。 141: ◯長沼委員長 それでは、以上で市長直轄組織の所管事項について調査を終了いたします。  市長直轄組織の皆様にはお引き取り願います。御苦労さまでした。  次に、総務部の所管事項の調査に入ります。  先ほど挙手された委員は発言をお願いいたします。  清水英知委員。 142: ◯清水(英)委員 よろしくお願いします。  今定例会本会議で、日本共産党の木内直子議員が、市職員の労働時間と健康管理について質問をいたしまして、窪田総務部長の答弁を聞いておりまして、今年度の超過勤務の総時間数は前年度より減ったんだなと聞いていて思ったんですが、ちょっと振り返ってみましたら、前年度と比較しますと約1万7,400時間の減、率にして約7%の縮減が図られましたとおっしゃったんですかね。確認ですけれども、減ったという理解でよろしいんでしょうか。図られたということだけを御答弁されたんでしょうか。 143: ◯長沼委員長 清水職員課長。 144: ◯清水職員課長 長時間労働の職員につきましては、さまざまな取り組みを本年度も進める中で、この前の答弁では、1月末までの比較で前年度から約7%減っておりますので、図られたという答弁でございます。 145: ◯長沼委員長 清水英知委員。 146: ◯清水(英)委員 とにかく減ったということでございました。超過勤務時間としては、総時間は減ったということなんですね。  ただ、同じ質問で、定期健康診断の結果では有所見率が悪化していたりということで、職員さんの健康状態がやはり非常に深刻な状態というのはあるんだなと思います。やはり超過勤務については、総時間が減ったということではなくて、特定の、例えば個人や部署ごとなどの分析などが必要だと思うんですが、今、そういった部署ごと、個人ごとなど、超過勤務の状態についてどのように分析をされているかというのを、少し御説明いただけますでしょうか。 147: ◯長沼委員長 山本事務効率課長。 148: ◯山本事務効率課長 ただいまの超過勤務の部署ごとの分析ということですけれども、おっしゃるとおり部署ごとにいろんな状況がございまして、超過勤務の状況、繁忙等も異なります。ですから、私どもとしましては、超過勤務が多い職場のヒアリングを行いまして、職場の状況を確認して把握する中で、業務分担の偏りはないような形に、職場の中でも平準化を図っていただくような取り組み、あるいは業務の標準化をして、同じような仕事をみんなで共有して同じようにやるというような効率化を目指すというような働きかけをして、超過勤務の縮減に取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 149: ◯長沼委員長 清水英知委員。 150: ◯清水(英)委員 御説明いただきました。それで、超過勤務の総時間については減っているということですが、これは、まず、この超過勤務総時間数には管理職の方の超過勤務の時間というのは含まれているんでしょうか。 151: ◯長沼委員長 清水職員課長。 152: ◯清水職員課長 超過勤務時間につきましては、管理職は含まれておりません。 153: ◯長沼委員長 清水英知委員。 154: ◯清水(英)委員 そうしますと、職員の皆さんの、つまりこの時間で見ると超過勤務の総時間は減っているけれども、職員の皆さんの負担がこの数字をもって減ったと言えるかどうか、今年度と前年度を比較して、減ったと言えるのかどうかはわからないんじゃないかと思いましたが、そのあたりの分析はどのようになっていますでしょうか。 155: ◯長沼委員長 清水職員課長。 156: ◯清水職員課長 超過勤務につきましては、必要な業務について申請をいたしまして、それを管理職のほうで確認して命令を出すということでございます。  管理職も含めた時間というところでございますけれども、職員がいかなる時間帯にどの程度の時間、この公務の提供をし得る状態にあったかというところは、また把握することも必要でございまして、これについては厚生労働省からガイドラインも示されているところでございます。来年度から、庶務事務システム、また、今、研究中のシャットダウンシステムもあるんですけれども、労務マネジメントについてさまざまツールも活用する中で、全職員が、勤務の命令と、またその公務の提供をし得る状態にある時間との乖離、その辺についても把握について進めてまいりたいと、そのように考えております。 157: ◯長沼委員長 清水英知委員。 158: ◯清水(英)委員 今のお話で、必ずしも負担が、もちろん健康状態の指標でいうと有所見率は悪化しているわけですけれども、超過勤務の総時間だけでは負担が軽減、減ったと言えないというふうに受けとめました。  それで、事務分担の平準化というふうにおっしゃいましたが、これは、例えば超過勤務がほとんどない職場があれば平準化されるかもしれないけれども、職員の皆さんが全体的に人が足りなかったり、仕事が忙しい、超過勤務時間が長いとなれば、平準化しても結局は特に負担の厳しい人の負担はもしかしたら多少は軽減されるかもしれないけれども、全体的には厳しくなってしまうんじゃないかと思うんですが、このあたりはどのようにごらんになっているんでしょうか。 159: ◯長沼委員長 山本事務効率課長。 160: ◯山本事務効率課長 業務の平準化につきましては、全体の業務ということで、まず、忙しいという部分については部内流動を行っております。そして、そういった柔軟な組織運営によりまして、例えば各部等に新たな事務が発生したとか、事務の処理が停滞しているとか、緊急のものがある、そういうときには、必要に応じて部や室や課で流動の措置をとって、配置変更を行って、柔軟に対応しております。こうした部内流動を進めるために、今年度も5月に改めて全庁に周知徹底を行ったというところです。また、イベントなどで一時的に多くの人員が必要であるというようなときにつきましては、部内だけでは対応できない場合もございますので、部間流動も行っているところです。  こうしたことに加えまして、先ほども申し上げましたように、超過勤務が多いというふうな職場につきましては、ヒアリングを行う中で、業務量、職場の状況を把握する中で、偏りがないような形で協力体制をとる中で、負担軽減等に取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 161: ◯長沼委員長 清水英知委員。 162: ◯清水(英)委員 最後に1つお聞きいたしますけれども、今定例会本会議でも木内議員がお聞きをしまして、ちょっと答弁ではよくわからなかったんですが、いわゆる許可された時間外でのパソコンの使用ができなくなるシステムの早期導入ですね。成果の上がった自治体の名前も挙げられていましたし、民間などでも退社時間が早まった事例もあるようなのですけれども、これは見通しとして、もしわかったら教えていただきたいんですが、もし仕事が人員に対して多過ぎれば、たとえパソコンを切ったとしても、結局、USBで仕事を持ち帰ったり、あるいは職場に私物のパソコンを持ち込んだりと、仕事を自宅に持ち帰るという結果にもなりはしないかと思うんですけれども、ここの見通しというのは、今、何かお持ちでしょうか。 163: ◯長沼委員長 西村情報政策課長。 164: ◯西村情報政策課長 ただいまの御質問、システムの導入ということなんですが、まず、システムというのは何らかの目的があって入れるわけでございます。したがいまして、システムというのはそういったもののツールと認識しております。ですから、システム導入に当たりましては、こういった目的とか目標とかいったものをしっかり考えて、システムというのは導入していくと思っております。  特に、今回のシャットダウンシステムにつきましては、職場によってもいろいろ事情が異なります。また、このシステム自体が職員全体の業務にかかわってくるということでございますので、私どもシステムを導入する者といたしましては、一言で言いますと全体最適化という、当初目的でございます、職員が支え合って働きやすい職場づくりというところを目指していくもの、それに対しての導入となりますので、十分そういったところは考慮しながらやっていくというふうになろうかと思います。  また、今、御指摘がありました、例えば家へ持ち帰って仕事をするとか、そういったお話もいただきましたけれども、そういったものにも柔軟に対応できるようにしていきます。もちろん仕事を家に持ち帰えろうとしてもUSBというのは使用できませんので、そういった意味での柔軟ではなくて、職場でコミュニケーションをとりながら、どうやってこの仕事を時間内にこなしていくかということを、やっぱり管理職と職員同士が話し合いをしながらやっていくということになろうかと思いますので、御理解のほど、よろしくお願いします。 165: ◯長沼委員長 清水英知委員。 166: ◯清水(英)委員 御説明いただきました。懸念というのは私としてはあるんですけれども、いずれにいたしましても、本当に職員の皆さんの長時間労働が解消されて、健康状態が改善されること、業務量に見合った職員の体制をとられるということを、私どももよく研究して、そして要望して、質問を終わります。  以上です。 167: ◯長沼委員長 それでは、以上で総務部の所管について調査を終了いたします。  総務部の皆様にはお引き取り願います。御苦労さまでした。  次に、企画部の所管事項の調査に入ります。  先ほど挙手された委員は発言をお願いいたします。  兵道委員。 168: ◯兵道委員 私は甲府市総合戦略と、それからこうふ開府500年関係の事業で、2つお聞きをしたいと思います。  最初に、甲府市人口ビジョンと甲府市総合戦略、第二期ということで、今定例会本会議におきましても何人も議員さんから状況等の質疑があったわけですけれども、1つお聞きしたいんですが、第一期は多分いろいろなコンサルタントとか使いながら、国のお金もいただきながら、人口ビジョンと総合戦略をつくっていったと思っておりますが、今回の第二期の策定に当たって、どういう手法でこのビジョンと総合戦略、案を策定されたのか、その辺だけお聞きしたいと思いますが、よろしくお願いします。 169: ◯長沼委員長 新藤企画課長。 170: ◯新藤企画課長 兵道委員の御質問にありましたように、第一期におきましては、各自治体、初めてということもありまして、国から補助率10分の10の先行型交付金というものがございました。各自治体、コンサルタント等に委託をしてつくった経過がほとんどだったんですけれども、本市のほうも大体730万円ぐらいの委託料をお支払いしながら、コンサルタントと一緒につくってまいりました。  今回第二期におきましては、国のそういった補助金というものも、交付金というのも今回ありませんでしたので、本当に一部、人口ビジョンのほうのデータ、各種本当にいろいろあるんですが、このアップデートにつきましては、随意契約でおさまる範囲内程度で委託契約をさせていただきまして、後についての人口ビジョンと総合戦略、これはこれまでの経過等の分析等も踏まえて職員で作成した次第でございます。  以上です。 171: ◯長沼委員長 兵道委員。 172: ◯兵道委員 第一期は本当に初めての試みということで、国からいろんな方向性が出されて、それに沿ったような形で全国で展開してきたということだと思います。  その基本線の上で、今回、第二期を皆様方の英知を集結して策定をされたということで、非常に心強いものを感じるわけですけれども、そもそも論をちょっと確認していきたいんですが、やはり東京一極集中で地方から人が吸い寄せられてしまうと。そういったような課題意識から、この地方創生という旗印のもとに人口ビジョンをつくって、ある程度その東京圏へ行く流出人口を極力抑えていこうと。その発想だと思うんですけれども、これまでの取り組みの中で、私自身も、この東京圏へ何で人が流れていくのかなということを考えたときに、やはり最終的には、そういった何かきっかけでふるさとに戻ってきたいというような、そういったような意識を、地道ですけれども、醸成していくことがこれから必要ではないかなと。これまでふるさと愛ですとか、甲府を愛する心、こういったことをよく言われるようになってきまして、非常に方向性が、私も共感できる部分が大変あると思います。この後のこうふ開府500年記念事業についても、同じようなことを申し上げたいんですけれども。人口ということとリンクさせて総合戦略を展開するということは、要は、総合戦略も1つの甲府市づくり、まちづくりの形だと思うんですよね。やっぱりまちをつくっていくのは行政だけではない。それぞれの地域ごとに、下からそういったまちづくり運動というのは沸き上がってきてほしいなと。  そういった意味で、こうした総合戦略についても、それぞれの地域ごとに、地域とともにこの総合戦略を練っていくような、そんなようなあり方というのは今後、私も必要になってくるのかなと漠然と考えているんですけれども、今回の第二期甲府市総合戦略の策定に当たって、そういった地域との協働みたいなこと、これはどのように捉えていらっしゃるのか、お聞きをしたいと思います。 173: ◯長沼委員長 新藤企画課長。 174: ◯新藤企画課長 今、兵道委員さんから、地域との協働によるまちづくり、地方創生というところでありますけれども、例えば一例を挙げますと、例えば帯那地域ですね。あちらのほうも東京都渋谷区のNPO法人なんかと連携をしながら、都会に住んでいる若者たちをこちらのほうに呼び寄せて、自然豊かなそういった環境の中で、交流人口や関係人口の創出に取り組んでいるというようなところもございまして、これはあくまで一例ではございますけれども、今後、兵道委員さんの御指摘のような、やっぱり各地域でそれぞれの特色がございますので、そういった地域特性を活用する中で、例えば都会に住んでいる方等に、あるいは甲府から、山梨から離れていった故郷が甲府にある方なんかにも、また戻ってきたくなるような、甲府に来たくなるような、そうした施策展開というものを、訴求力のあるものを展開していかなければならないと考えております。  その点につきましては、今定例会本会議のほうで塚原企画部長の答弁にありましたようなところも取り組んでいるんですけれども、それだけで必要十分というふうには考えておりませんので、引き続きこの地域の魅力等というところを我々自身がきちっと把握をする中で、今後のまた施策もそういったところを生かしていきながら、今ある政策のブラッシュアップであったり、また新しい魅力があれば、そういったところを地方創生というか、人を、交流人口、関係人口を呼び込むような形、あるいは移住・定住にもその先つなげていくような形で、検討していければいいなと考えております。 175: ◯長沼委員長 兵道委員。 176: ◯兵道委員 人がやってくるということを考えた場合に、行政ですから、いろいろな事業を打って、施策として展開をしていくと。これが多分、総合戦略の基本的な中身になってくると思うんですけれども、そもそも甲府市に、いろんな地域にいろんな人が住んでいますよね。もともとそういった人々の暮らしの、生活の営みみたいなものも1つの大きな社会資源となっている地域、これは中国地方のほうですね、かなり自分の地域の特性を捉えた上で、何が展開できるのかなと、みずから考えていって取り組みを進めてきた過疎先進地と言われるところもあるんですけれども、非常に現状に対する厳しい認識、自分の地域のいいところ、足りないところ、そういったものをきちんと認識した上で、そういったまちづくりの展開をされているところも結構日本全国にふえてきたと思うんですよね。  総合戦略とかいいますと、やはり似たもの感みたいな、どこにでもある感みたいな感じにとられてしまうと、非常にそれぞれの地域、甲府市らしさといいますか、それが一番の肝だと思うので、次以降、今回の第二期甲府市総合戦略の施策の展開に当たっても、非常にそういった地域ごとの特性、それを踏まえた上で人を呼び込もうということを、まずお願いしたいと。  あと、人口ビジョンも、今定例会本会議でも若干申し上げましたけれども、マクロ的に甲府市全体の人口という形で捉えていること、これは手法として現時点では非常にやむを得ないものもあると思います。第一期の手法を結構ベースにしている関係で、甲府市全体で人口減少、これだけ歯どめをかけましょうということは、手法として現時点だとやむを得ないと思います。ただ、今後は、先ほど申し上げましたけれども、こうしたいろんな地域、南部地域と北部地域、それから繁華街と、そういった地域がバラエティーに富んでいる、いろんな顔を見せている甲府市だと思うんですよね。そういうことを考えながら、今後この地域にはこういうものを、施策を展開して人を呼び込もうとか、そういったボトムアップ的なことも今後考えていっていただきたいなと思いますので、甲府市人口ビジョン、非常にKPIもかませて、より達成に客観的な評価が加えられるようになってきましたので、ぜひとも行政だけではなくて、やはり地域を巻き込んで、このKPI達成をぜひお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  甲府市人口ビジョンと第二期甲府市総合戦略についてはこの程度で、確認できましたので、ありがとうございました。  続いて、こうふ開府500年のレガシー事業ですね。今定例会本会議で、こうふ開府500年記念事業のさまざま、いろんな事業を展開して、今後のレガシーとして受け継ぐようなことということで、幾つか御答弁いただいたところでございます。  開府500年というのは、このときを逃すと500年後にしかやってこないので、非常に数年前からの取り組み、何とかこの開府500年をきっかけに甲府市が再び多くのところから注目されて、例えば東京圏へ行っている若い人たちも、甲府へもう1回行ってこようかと。そんなような熱い思いで取り組みをされてきたと思います。  先ほど若干申し上げましたけれども、地域への愛着、これを醸成するためには、こういった事業はやはり私も必要な事業だったなと思います。特に甲府ラーニング・スピーチ、地域を知って子どもたちが自分たちの勉強、自分の言葉で地域を語ると。あと、それぞれの地域ごとに自分の地域を探訪していく事業ですね。それから、未来に向かって夢を描けるようなこうふドリームキャンパス、こうした事業を非常に私も高く評価をしているところでございます。  1つは、こうした事業を展開したことによって、これを一発花火で終わらせるわけには、非常にもったいないと思います。これをきっかけに、今定例会本会議で、知るところから愛着が生まれるという御答弁、私は非常に感銘を受けたところです。自分の地域を歩いてみて、やっぱり見落としていたところがあるなと。自分の地域を知ることによって、こんないいところがあったと。それで、やはりここに住んでいて本当に誇りを持てる、愛着を持てるなと。この言葉に集約されていると思うんですよね。  今後、せっかく自分の地域を歩いて、あるいは子どもたちが自分の地域、甲府市を学んで、これを、1つは、ことしは東京2020オリンピック競技大会、これからインバウンドとか、よそからいろんな方々がビジターとして甲府市を訪れると。そういった方々に対して、自分の言葉で自由自在に自分の地域の魅力を語れるような、こんなことがこれからどんどん沸き起こってくれば、非常に甲府市をもっともっと訪れてみたいといったようなことにつながるかと思うんです。  私も、1つは、我々自身が取り組むものと思っていた重点的な政策として、せっかく甲府市に住んでいて、こういった事業をして甲府市のことを知った。それによって自由自在におもてなしができるような、ガイドみたいな、そんなところも今後つなげていったらどうかなと思っているんですね。これは唐突な御提案なんですけれども、今後、この事業を通じて、次にどういうふうに生かしていくのかということを、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。 177: ◯長沼委員長 金子開府500年事業課長。 178: ◯金子開府500年事業課長 こうふ開府500年記念事業のレガシー事業といたしまして、私の地域・歴史探訪事業、甲府ラーニング・スピーチ、またこうふドリームキャンパス、こういった3つの事業をレガシー事業として定めさせていただきまして、こうふ開府500年記念事業の事業期間が2021年までございますけれども、その事業期間を経過した後も、継続して実施していくというところでお話をさせていただいているところでございます。  具体的には、やはり子どもたちに対して郷土愛の醸成、また歴史文化の継承、子どもたちに夢を与える取り組みというところの中で、具体的には、小中学校や自治会連合会の皆様の御協力を得る中で、甲府ラーニング・スピーチと、また私の地域・歴史探訪事業、こちらが連携をした、子どもから高齢者までの幅広い年齢層が参画できるような、例えば地域の文化祭みたいなものを活用する中で、世代間交流の場でスピーチをする、そういったところの働きかけでありますとか、また、昨年、各地区の自治会連合会でつくっていただきました小冊子、こちらなんかを活用する中で、地域において教育の場なんかを創出することによりまして、子どもたちが学んで、家庭で、外の人たちに自分たちの地区のよさというものをしっかりと伝えていく。そういうところを今後、創出していきたいと考えております。  また1つ、こうふドリームキャンパスにつきましても、子どもたちがやはり甲府に誇りを持つ取り組みの1つでございますので、夢の先生の輪を広げつつ、市民の皆様が夢や希望を持つことの大切さを学べる、そういった機会も創出していきたいと考えております。  以上でございます。 179: ◯長沼委員長 委員の皆様にお伺いします。  ここで休憩をとるところですが、引き続き企画部の所管事項調査を続行したいと思いますが、よろしいでしょうか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 180: ◯長沼委員長 それでは、そのようにさせていただきます。  兵道委員。 181: ◯兵道委員 今、レガシー事業のことについてお伺いさせていただきました。私もこのところ、やはり子どもたち、若い人が甲府に何とか戻ってきてもらいたいなということを、いろんなところでしゃべっているんですけれども、その1つの大きなきっかけというのは、数年前に「じんじん」という映画を私、見たことがあるんですが、その中で、1つは、まちづくりのきっかけになったのが、よそへ行って、ちょっと居酒屋で飲んでいるときに「あなたは出身どこ?」と聞かれたときに、これこれこういうところだよと、北海道剣淵町というところなんですけどね。それを誰も知らない。その人が物すごく悔しがっている。自分の町が全くどこにも知られていないと。そういうことが非常に悔しくて、戻ってきて、じゃあ何かやろうと。それが1つのきっかけになったと。今「絵本の里」として非常に全国的にも多くの方が訪れるようになったということで、よそへ行って、単純に自分の地域をディスられたときに、非常に素朴なナショナリズムとでも言うんでしょうか、ふるさとをやっぱりけなされたというのは、素朴に「何だ」と。そんなような気持ちになるんです。  そういうことを思えるきっかけとなったのは、やはり日ごろからこういった、いろんな方々が自分たちを見ていただいていると。いろんな事業を通じて自分たちの成長を見守ってくれていると。そんなようなことが小さいうちに思い出として刻まれれば、やはりもっともっと何かのきっかけには、じゃあ甲府に住んでみようと。戻ってみようと。背中を押すような、そんなきっかけになるのかなと思っています。  これからどんどんこうした事業を通じて自分のまちを知ることによって、何か自分のまちの自慢みたいな、コンテストみたいな、そんなことも何かこれから一つ一つ考えていったらいかがかなと思いますので、また引き続きこういう事業を通じて、そういったふるさとを少しでも知って、愛着が生まれる1つのきっかけとなるような、そういった事業展開をぜひお願い申し上げまして、長くなりましたけれども、以上で質問を終わります。ありがとうございました。 182: ◯長沼委員長 神山委員。 183: ◯神山委員 企画部に2問です。まず、甲府市人口ビジョンと甲府市総合戦略ということで、確認をしたいと思います。今定例会本会議でも出ましたし、今も兵道委員さんも質問されていましたので、重複しないで、しかしながら、改定のタイミングですので、確認をしながらやりとりしていきたいと思います。  まず、ちょっと悪い面からの切り口でお聞きをします。悪い面というのは、別にその取り組みがということではなくて、人口減少のトレンドが非常にスピード感を持って、この国立社会保障・人口問題研究所のデータ、5年間で進んだなという受けとめをもってという意味での悪い切り口からということですね。平成22年の国勢調査に基づいて出た推計と平成27年では、平成27年のほうが人口減少の度合いが進んでいたということです。進んだのは、今も言ったとおり、人口減少のトレンドが思った以上に大きかった、早かったということ、あとは、なかなかそれに対して、これは甲府だけじゃなくて全国的にだと思いますけれども、適切な政策投資ができなかったというところがあると思いますが、今回この見直しするに当たって、そういうような状況をどのように受けとめて、今回の甲府市人口ビジョン、そして第二期甲府市総合戦略に反映させてきたか、そこをまず確認したいと思います。 184: ◯長沼委員長 新藤企画課長。 185: ◯新藤企画課長 今回の第二期甲府市総合戦略で、甲府市人口ビジョンというのは第一期、第二期ではないんですけれども、見直しをしたというところに当たりまして、まず、やはり神山委員さんがおっしゃるように、非常に東京一極集中、この波が非常に強いものであると。総務省の人口の調査でも、例えば、ざっくりですけれども、約1,700自治体がある中で約1,400自治体はほぼ人口が減っていると。こうした大きな中でありまして、本当は甲府市も残りの約300自治体のふえるほうを目指しているところでもありますけれども、なかなか実際問題はそうはいかないという中で、ただ、1つ、基本目標で言えば、例えば転出超過を、転入の超過、プラスに転じるという目標を持っておりました。また、従業員数もプラス200人の2,500人というところを目指しておりました。また、市民満足度調査も「ずっと住んでいたい」という割合を69%以上にという目標を持っておりましたが、この3つは、なかなか正直達成できなかったということになるんですけれども、実際、でも人口減少が進む中にあり、当然女性数も減る中にあって、残りの1つの基本目標である出生数を、1,200人程度を維持するというところはほぼ及第点をいただけるような維持ができたのではないかと考えております。  また、転出超過についても、ここ2年、3年は本当にゼロに向かうというか、大分その幅も縮んできております。ただ、これを一概に今回の総合戦略の成果だと言うにも、まだちょっと難しい部分があるので、やはり中長期的な視点で見なければいけないということがあると思うんですけれども、そうした中で、やはり先ほどの繰り返しになりますけれども、東京圏への波が非常に強い中で、今回第二期においては、そういったところをやはりまたこちらも手当てしなければいけないということの中で、今度は、今までのある程度基本目標とか施策というのは、その全体の傾向自体が変わるものではないので、そういったところを継続もしながら、新たな視点として重点的に取り組むということで、これまではやはり出ていかないようにというところを、大学なんかと連携して、若者の地元定着というところも取り組んできましたが、今度はやはり出ていった若者や第二新卒であるとか、そういった方々がまた本当に甲府に戻ってこられるような、そういったところのU・I・Jターンにも今度は力を入れていこうという視点で、重点の1つに挙げております。  また、女性の部分でいきますと、1つは、これもいい傾向としては、大体30歳代の子育て世代が、これまでは職から離れたというデータがありましたが、直近のデータでは、いわゆるそのM字カーブというところが修正されまして、女性の有業率もふえているといういい傾向も見られるんですけれども、そうした中で、やはり女性が子どもを産み、子育てをする環境がよりよくなるようにというところも含めた女性活躍というところを重点に置いております。  また、そうしたところを含めて、若者も女性もやはり活躍するには、仕事とかいった雇用というところが大事になりますので、その視点でも重点の取り組みということで、3つ目にそういった雇用あるいは産業の振興というところを挙げておりますので、第一期の部分を踏まえまして、そういったデータというか、成果とか検証を踏まえた上で、そういった重点を3つ置いて、今後、第二期に向けてはそのあたりも重点的に取り組んでいくというふうに考えております。  以上です。 186: ◯長沼委員長 神山委員。 187: ◯神山委員 重点的に取り組んでいくというところのことを今、受けとめを踏まえた上で話をしていただきました。でも、ここまでの議論の中では、兵道委員さんの中からも、似たもの感とか、どこでもある感があるというのは、当然それはだめだと思うし、あとは今定例会本会議でも、荻原議員さんはターゲティングが必要だということもおっしゃっていたかと思うんですけれども、でも、今の説明では、しっかり重点的に取り組むところを明確にして、U・I・Jターンであったり、女性活躍のところだということを今おっしゃっていただきました。  それについてどうかというのは、またちょっと時間をかけて議論したいので、ここではこれまでとしますけれども、例えば女性の活躍、新年度予算に融資とかが入っていたりとかして、こういう重点から来ているというのもわかるんですが、例えばM字カーブが今、M字ではなくなってきたよと。そうすると、結構もう女性が進出していて、余り女性活躍というところでは伸びがないなんていうことも出てきたりすると、そこもしっかり考えていかなければいけないのかなと思うけれども、それはちょっと置いておいて、では、そういうふうに重点的に取り組みをするといったときに、結局その取り組みをするのは、それぞれの課があったりするわけじゃないですか。そうなったときに、そこの課が、今はこれを重点的にやっていいんだというのを、どう強く思いを持ってもらって、もっとやりやすい工程管理をしていくかとか、それに対して庁内の理解をどうとっていくかというのが甲府市総合計画、甲府市総合戦略、甲府市人口ビジョンの工程管理なのかなと思うわけです。  それこそが選択と集中で、これを投資すれば10年後、20年後に人口減少のトレンドはボトムになる、底を打つんだというところをしっかり見せて、現下が、それに対して強く住みやすいような環境づくり、マネジメントしていくということが求められるかなと思うんですけれども、それは今後どうお考えでしょうか。 188: ◯長沼委員長 新藤企画課長。 189: ◯新藤企画課長 今、神山委員さんの御質問は、第二期甲府市総合戦略を、例えばPDCAサイクルをどのように回していくか、工程管理をしていくかというところにもつながるかと思うんですけれども、まず第一期のときには、最終年度の事業でいくと65事業ほどありまして、これもそれぞれ目標値を持っておりましたので、その一つ一つを検証していて、達成できたか・できないかという、ちょっと細かい作業になっておりました。  その点をちょっと踏まえまして、今度、第二期のほうでは、そのあたりの部分は事務事業評価のほうに委ねて、もう少し大局的に、今、基本目標という話をさせていただきましたけれども、そこにぶら下がっている施策、そのあたりを見ながら、今後、そこについて何が足りていないのか、あるいはそこをもっとよくするにはどうすればいいか、そういったところに議論の中心を置きながら、これは産官学金労言士の外部委員さんも含めた甲府市地方創生戦略会議、あるいは庁内の人口減少対策戦略本部会議というのがございまして、こうしたところも各部長さん方がおりますので、そういったところから意見等、あるいは議論を交わしながら、まず本当に今足りないものは何か、これをもっとよくしていくには何をすればいいかというところにスポットを当てながら、そういった議論を重ねていければと考えております。
     以上です。 190: ◯長沼委員長 神山委員。 191: ◯神山委員 ぜひそこが見えるように、それは庁内もですし、市民の皆さんも、もしくは甲府に住もうと思っている人たちにも、甲府はこういうところを目指すんだというのが見えるように、ぜひ取り組みをしてもらいたいと思います。  これ、いい・悪いというのは別ですけれども、千葉県流山市がやっぱり有名で、父になるなら流山、母になるなら流山というのがひとり歩きをして、子育て世代がたくさん来るようになったと。これはシティブランドとか、シティ戦略とかにもつながるところですけれども、わかりやすく、ぜひそれがやっぱり似たもの感からの脱皮であったり、でも御説明いただいて、ちゃんとターゲティングしているんだということであれば、それをマネジメントにつなげていただきたいなと思いますので。終わります。  では次、最後、中心市街地活性化を確認させていただきたいと思います。中心市街地活性化基本計画の計画年度が今年度で終わるということで、今後、計画自体は更新をしていかないということをお聞きしています。今回のこの二期目の中心市街地活性化基本計画では、成果指標にした空き店舗というものはクリアをしましたし、歩行者通行量とか居住人口は、目標には達成しなかったけれども底を打って、増加し始めてきているということで、非常に、時間はかかりましたけれども、中心市街地活性化基本計画というものが成果を出してきているのかなと。  計画を更新しないということになると、中心市街地活性化の取り組みもこれで終わりかななんていうふうに受けとめてしまう人もいるのかもしれないんですけれども、そうではないというところを御説明いただきたいなと思います。 192: ◯長沼委員長 石川企画課長。 193: ◯石川企画課長 昨年6月定例会の総務委員会のときでもお話をさせていただきましたように、そのときには「検討します。」というようなお答えをさせていただいていたと思うんですが、この中心市街地活性化というのは、第六次甲府市総合計画にも位置づけられていますように、甲府市として本当に重要な取り組みであると認識しています。  そこの中で、今年度、立地適正化計画というものをまちづくり部で策定しまして、主にハード事業のところにつきまして、進めていくというようなところがございます。  それから、商業の部分につきましては、引き続き商工課のほうで第六次甲府市総合計画に位置づけられている事業をしていくというようなことを、この1年間かけて各関係部局と協議をしながら、確認をしてまいりました。  立地適正化計画につきましては、国の補助の財政措置が、今回の中心市街地活性化基本計画よりも有利な事業があるということで、引き続きそちらのほうを活用させていただいて、例えば甲府駅周辺土地区画整理事業などの事業をしていくということ。それから、商業の部分につきましては、商工課のほうで商業振興について行っていくというような方針を今年度打ち出していくというような方向がございますので、引き続きそちらを両輪として、来年度以降も、中心市街地活性化については取り組んでまいりたいと考えておりまして、こちらにつきましては、また外の市民の方にもそのような、甲府市中心市街地活性化協議会のメンバーのほうにも御説明をさせていただきまして、了承をいただいたところでございます。  以上です。 194: ◯長沼委員長 神山委員。 195: ◯神山委員 ということで、計画はなくなるけれども、中心市街地の元気、活性化の取り組みというのは続いていくという御説明をいただきました。  ただ、心配なのは、これまでは計画があるから、しっかりそれの工程管理があるというわかりやすい構造で、中心市街地のまちづくりができたというのが、それが立地適正化計画も当然その都市機能の誘導であったり、居住の誘導であったり、それは同じ都市計画という範囲なんだろうけれども、ちょっと範囲が広くなるし、そこの工程管理が今後ちょっと心配かなと思うところです。  やっぱりそれぞれの地区のまちづくりは、それぞれの地区計画とかがあればできるんだと思いますけれども、何で中心市街地が大事かといえば、たくさんもう議論してきましたが、まちの顔だし、このまちの歴史が集積しているところだから、単なる1地区としての活性化を考えるということではなくて、甲府のまちの顔だからこそ、ここに投資をしなければいけないと。今後、計画がなくなっても、甲府のまちの顔である中心市街地の活性化だという意識を、例えば居住支援であったり、商工であったり、さまざま、もちろん民間事業者さんもそうですけれども、持ってもらえるように、担当としては企画部に残ると思いますから、取り組みを進めていただきたいなと思いますけれども、その点はどうでしょうか。 196: ◯長沼委員長 石川企画課長。 197: ◯石川企画課長 おっしゃるとおりでして、やはり中心市街地に取り組んでいるというところは市民の方たちにも知っていただく必要もあるのかなというところで、神山委員がおっしゃるように、それぞれが、例えばまちづくり部が行っている事業、それから商工課で行っている事業というふうに分かれてしまいますと、なかなかそこの取りまとめというところで見えにくくなる部分もございますので、企画課のほうでそういった事業の取りまとめは引き続きしていきたいと思っておりますし、それから甲府市中心市街地活性化協議会というものも残して、引き続きそういったところと、まちの方たちと意見交換をしながら、一緒につくり上げていくというような姿勢で取り組んでいきたいと考えております。  今ある事業につきましても、庁内の各関係課にそれぞれ取り組んでいただいているというところもございますので、そういったところの取りまとめは引き続きしていきたいと思っております。  以上です。 198: ◯長沼委員長 神山委員。 199: ◯神山委員 中心市街地活性化であるという意識を持ってもらうことこそが工程管理なのかなと思いますから、今、御答弁いただいたように、ぜひ企画部がしっかりグリップを握る部分を持ちながら、まちの顔づくりをしてもらいたいと思います。  最後に確認ですけれども、LLCまちづくり甲府は今後どんな感じになっていきますでしょうか。今の段階の取り組み、何かあればお聞きしたいなと思いますが、いかがでしょうか。 200: ◯長沼委員長 石川企画課長。 201: ◯石川企画課長 LLCまちづくり甲府につきましても、引き続き来年度以降も残す形として、LLCまちづくり甲府としていろいろ取り組んでいただくことになっております。  今年度につきましては、リノベーション事業ですとか、まちなか不動産バンクですとか、そういった事業に力を貸していただいてきたところもありまして、例えばこどもマルシェですとか、そういったイベントなんかも創出していただいているというところで、行政と、それからまちの中間といいますか、そういった立ち位置に立ちながら、つなぐような役目として非常に重要であると思っておりますので、引き続きLLCまちづくり甲府とも連携をしながら、中心市街地活性化には取り組んでいきたいと考えております。 202: ◯長沼委員長 神山委員。 203: ◯神山委員 方向性は確認できました。ぜひとも、リニア新駅ができて、まちが大きく変わっていくということがあっても、甲府のまちの中心は甲府のまちの中心で、500年の歴史をずっと残してきているわけですから、お願いしたいと思います。  甲府市中心市街地活性化協議会のことは先ほど言われましたが、そこはお墨つきをつける機関であったりするけれども、LLCまちづくり甲府はやっぱり実行部隊なので、しっかりまちを、まちで動けるというところは担保して、やっぱりそういう機能を十分に発揮してもらいながら動けるようなことも、新年度以降も続けてもらえればと思いますので、期待をしたいと思います。  以上です。 204: ◯長沼委員長 以上で、企画部の所管事項について調査を終了いたします。  企画部の方にはお引き取りを願います。御苦労さまでした。  委員の皆様にお諮りします。  残り市民部の所管事項調査2名となりましたが、このまま所管事項調査を続行してもよろしいでしょうか。                (「反対」と呼ぶ者あり)  それでは、ここで暫時休憩いたします。再開は午後1時25分といたしますので、よろしくお願いします。                午後 零時24分 休 憩    ──────────────────・──────────────────                午後 1時23分 再開議 205: ◯長沼委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  市民部の所管事項の調査に入ります。  先ほど挙手された委員は発言をお願いいたします。  坂本委員。 206: ◯坂本委員 以前にこの総務委員会で質問させていただきました、軽自動車税納税証明書の有効期限の延長についてでございますので、よろしくお願いします。  これは、納税をするのに一番ありがたい口座振替を選択されている場合、口座振替日から1週間ぐらい口座振替結果が確認できない期間、未判明期間がありまして、そういうことで納税の確認ができない期間がありましたので、これによると、未判明期間に車検を受けようとする車両に対して有効な証明書が発行できなかったということで、質問させていただきました。  前に質問させていただいたときに前向きな答弁をいただいたわけでございますが、今度、令和2年度の納付書を発行すると思いますので、それについてどのように進捗したか、お伺いをいたします。 207: ◯長沼委員長 内田課税管理室長。 208: ◯内田課税管理室長 昨年9月定例会の総務委員会のときに御質問をいただきまして、前向きに検討させていただくという回答をさせていただいた件でございますが、本市の対応につきましては、口座振替予定の車両は、一定の要件のもと、振替日から振替データが確認可能となるまでの間、前年度の納税証明書の有効期限を延長して交付する措置を、令和2年度から開始させていただきます。  以上でございます。 209: ◯長沼委員長 坂本委員。 210: ◯坂本委員 今、答弁いただきましたが、他都市の情勢を見ますと、15日間の延長や30日間の延長などで出ているわけですが、今、聞きますと、迷惑をかけないような形でやるということですが、日にち的なものの設定はできないということですね。 211: ◯長沼委員長 内田課税管理室長。 212: ◯内田課税管理室長 このケースは特別なケースですので、あらかじめ日を設定するのではなく、6月の土曜日・日曜日の関係がございますので、毎年、収納課等税務担当の中で協議をいたしまして、できるだけ短い期間の間で延長するということで対応を図ってまいりたいと、そのように考えてございます。  以上でございます。 213: ◯長沼委員長 坂本委員。 214: ◯坂本委員 ということは、例えばその未判明期間の間は、今度出す日程がそのときによって違うんでしょうが、もしその期間以内であれば納税証明書が出せるよという期間を設定していただけるということでございますね。 215: ◯長沼委員長 内田課税管理室長。 216: ◯内田課税管理室長 そのとおりでございます。 217: ◯長沼委員長 坂本委員。 218: ◯坂本委員 いろいろありがとうございました。これ、私、自分の商売で申しわけなかったんですが、私どもの業界が、本当にこれは長年にわたって懸案となっていたことでございまして、何とかならないかなということでずっと来ましたが、ようやくここで日の目を見ることができまして、本当にありがたく思っております。今度の変更ですから、大変なことだったなと思って、御迷惑をかけたかなと思っておりますが、本当にこのような変更をしていただいたことに感謝申し上げる次第でございます。  ただ1点だけ、これは山梨県内で初めての試みになりますので、これは市町村税ですから、他市のほうからいろんな意味での御相談が来るかと思いますが、その節はまたよろしくどうぞお願い申し上げます。本当にありがとうございました。 219: ◯長沼委員長 よろしいですか。 220: ◯坂本委員 はい。 221: ◯長沼委員長 神山委員。 222: ◯神山委員 まずは、甲府駅南口自転車駐車場についてです。  議案が出ていまして、議案は予算特別委員会で審査ということですけれども、24時間化にするという議案でありました。早朝、山交バスを使うというような方が、ぜひその時間もとめさせてほしいんだということで、何度も本市議会で取り上げさせてもらって、今回24時間化ということで、そこは大変歓迎します。それは議案審査のほうで、また予算特別委員会でいろいろあるかなと思いますけれども、ひとまず24時間化は歓迎したいと思います。  その点で、きょう総務委員会が開かれるまでの間に、甲府駅南口自転車駐車場の維持管理で、指定管理者さんが変わったということの報告を受けました。そのときには、今後の方向性が決まったということでの報告だったわけですけれども、その報告をいただいた後から、今後どういうふうにしていくかという、現状をまず教えていただきたいと思います。 223: ◯長沼委員長 坂本市民協働室長。 224: ◯坂本市民協働室長 今年度の指定管理者のほうから、昨年末に経営状況の悪化を理由に指定管理の取り消しの申し出がありまして、急遽昨年12月31日で取り消すことになりまして、ことし1月1日からどうしようかというところで、昨年3月まで指定管理をしていただきました、前回の指定管理者であります甲府ビルサービス株式会社さんのほうにお願いをしまして、現在、年度の切りということで、ことし3月31日まで甲府ビルサービス株式会社さんのほうに業務委託という形でお願いをしております。  来年度につきましては、24時間開放という条例改正案を今回上程させていただいておりますが、そういったこともありますので、管理運営体制について今、市民部内で協議をしておりまして、新年度からの業務委託、それから指定管理者制度については、令和3年度から戻していこうと。来年、令和2年度の間は新たな運用形態をいろいろ取り組みをする中でいろいろ検証もしまして、いい形で指定管理者制度に持っていければというところで、甲府駅北口自転車駐車場との維持管理のバランスもありますので、その辺との整合性もとりながら考えていきたいと、今、調整をしているところであります。  以上です。 225: ◯長沼委員長 神山委員。 226: ◯神山委員 状況はわかりました。また、指定管理者制度については令和3年度ということで、来年度1年間はもう一度運営のあり方を、体制を整えていくということで、今、理解をしました。  今回、本当にピンチヒッターで、地元の企業だということで、その責任からやっていただいたというところもありますし、その中で、ことし4月からは24時間化、議案がしっかり可決されればということだと思いますけれども、でも、進むと、ピンチヒッターで出てもらったときとまた運営が変わるとなると、しっかり説明をしていただいて、理解をしていただいて、向こうはもう地域の企業だという責任でやってくれたということですから、寄り添っていただきたいと思いますし、だからといって、市民負担をできるだけかけないで、当然市民にとっていい施設運営をしてもらいたいという、ちょっと今、矛盾することを言うけれども、どちらもしっかり重きを置いてもらいたいことだと思いますから、その点を留意して、ぜひ進めていただきたいと思います。では、この点は確認できましたし、そういうことなのでお願いしますということです。  最後、もう1点だけ税の滞納整理について質問ということでお願いをしたいと思います。  先ほどちょっと危機管理室のところで、新型コロナウイルス対策で、ぜひ市民の皆さんの不安を取り除くためにさまざまな相談に乗っていただきたいということで、そういうのを甲府市としてはやっているんだということをしっかりメッセージとして伝えてもらうことで、安心ではないかということを言わせていただきました。  できることといったら、今、税ですから、国民健康保険は今、隣の民生文教委員会で自会派の川崎委員にぜひ伝えてほしいということを言っていますし、商工関係でしたら、あした、経済建設委員会で取り上げていただこうと思っていますけれども、税の部分で、この新型コロナウイルスに関してちょっと確認とお願いなどをしていきたいなと思うんですが、今回新型コロナウイルスで経済的に大変になったと。そういうことで納税相談というものがあったかどうかということを、まず確認をさせてもらいたいと思います。 227: ◯長沼委員長 長田収納管理室長。 228: ◯長田収納管理室長 今回の新型コロナウイルスの感染拡大にかかわりまして、納税相談というのが、市内で旅館業を経営していらっしゃる方から、ことし3月の予約が例年に比べて非常に激減していると。売り上げ等の状況を私どもで詳しく把握させていただいたんですが、売り上げで比較すれば前年から2分の1になってしまうといったことから、固定資産税、平成31年度4期の固定資産税の納付が厳しいといった納税相談が1件ございました。その1件につきましては、私どものほうで、地方税法に定められた納税猶予制度を適用いたしまして、1年間の延納を認めたといったところでございます。  以上でございます。 229: ◯長沼委員長 神山委員。 230: ◯神山委員 やはり既に影響が出てきているんだなというところと、丁寧に対応していただいて、そこはありがたいなと思うところです。仕組みをちょっとお聞きしたら、ちゃんとその支払い日までに相談をしないと、納付日までに相談に来て対応をしなければ、それはいわゆる滞納になってしまうので、早目に相談してほしいというようなこともあるんだと思います。  今後、やっぱり納税相談がふえていくというふうに、状況から見ると思いますが、どのように対応していただけるかというところも確認したいと思います。 231: ◯長沼委員長 長田収納管理室長。 232: ◯長田収納管理室長 今回の感染拡大につきましては、これまで起きました東日本大震災、それから大雪の被害、大型の台風等による災害と比べまして、一番大きく異なるのは、この被害が全世界に及んでいるといったこと、それから、その収束の目途が不透明であるといった、この2つの点は大きな違いであると考えてございまして、今後、納税が厳しくなるという方が多く出てくるのかなという危惧はしているところでございます。  私どもにおきましては、そういった方に、地方税法上認められた納税猶予制度をきちんと紹介しつつ、納税相談の中で御紹介しつつ、適切な対応を、適用をしながら適切に対応していきたいと考えてございます。  以上でございます。 233: ◯長沼委員長 神山委員。 234: ◯神山委員 わかりました。先ほども危機管理室のところで、税とか国民健康保険とか、関係するところをぜひ取りまとめていただいて、市民の皆さんが不安になったときに相談しやすい環境をつくってもらうだけでも、今、目の前にある不安を少しでも解消してほしいななんていうことを言わせてもらいました。  なので、ぜひ税務としても、滞納整理課としても、ちゅうちょせずに相談してもらえるように、いつでも相談してくださいよということをぜひ発信してもらいたいと思いますし、そうやって、もし庁内の体制が整ったら、そういうことで積極的に市民の方に寄り添って、こういうときだからこそ寄り添っていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 235: ◯長沼委員長 長田収納管理室長。 236: ◯長田収納管理室長 現在、本市のホームページの中で、新型コロナウイルス感染症に関する情報といったページが開設されてございます。今後、例えば中小企業者に対する融資支援、経済的支援ですとか、所得補償の部分とか、方式におきましてもさまざまな情報発信をしていく必要があるかといったこと、それから、新型コロナウイルスの感染拡大に関連して統一的に情報発信をしていくというところが開設されるのではなかろうかなとは思ってございまして、そうした折には、その中にぜひ私どもの納税猶予制度の周知の部分も加えていきたいなとは考えてございますので、今後そのような調整等を関係各部と図ってまいりたいと思っております。  以上でございます。 237: ◯長沼委員長 神山委員。 238: ◯神山委員 取り組み状況はわかりまして、今後の対応をしていただける方向性についても確認できましたので、以上にしたいと思いますけれども、本当にこんなとき、大変なときですから、引き続きぜひサポートをという形をとっていただければと思います。よろしくお願いいたします。  終わります。 239: ◯長沼委員長 以上で、市民部の所管事項について調査を終了いたします。  市民部の方々にはお引き取りを願います。御苦労さまでした。  以上をもって所管事項の調査を終了いたします。  次に、当委員会の閉会中の継続審査及び調査申出事項については、お手元に配付いたしました内容に、先ほど継続審査となりました請願を加えた内容でよろしいでしょうか。
                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 240: ◯長沼委員長 それでは、御了承いただきましたのでそのようにさせていただきます。  御協議を願う事項は以上であります。  以上をもちまして総務委員会を散会いたします。                午後 1時38分 散 会 発言が指定されていません。 Copyright © Kofu City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...